モバイル端末のトラフィック増加に伴い「カジュアルな検索訪問」が増え、「PCサイト前提の思考」をリセットして、コンテンツ内容や見せ方、施策、コミュニケーションを見直さなければいけなくなった、というお話。
タグ: マーケティング
経験則のものを科学的にとらえること – 『人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか』を読んだ
高城剛氏の本『人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか』を読みました。観光資源のなかったスペインの小さな街サン・セバスチャンが、「料理」を知的産業として「街おこし」をし、この10年ほどでいかにして「美食世界一の街」になったのか、日本の観光産業は学べるところが多いのではないか、について書かれた本です。
どなたかが勧めていたのでなんとなく書店で買ったのですが、期せずして初めて読んだ高城氏の本になりました。かつて僕が外食産業にいたことと、いま少なからず日本の観光産業にも興味を持っていることから、とてもおもしろく読ませてもらいました。
新しくWebマーケティングに取り組む人のためのホニャララ
人事異動の季節です。新しく企業のWeb担当者になったり、入社したり、新しい取り組みを始めたりで、「ちょっとホームページを担当することになった」人もいらっしゃるかと思います。そんな「Webマーケティング1年生」に向けて、3つの記事をご紹介します。ええ、ご紹介するだけのエントリーですよ。
KPIは、サイトの目的、戦略戦術、ゴールにひも付く – サイト改善のサイクル、再考(4)
このエントリーは、前回の「その指標は信頼できるか?そのKPIは適切か? – サイト改善のサイクル、再考(3)」の続きです。
WebのKPIって、「サイトもリニューアルしたことだし、さて、考えよう」というものではなく、ビジネス(やビジネスにおけるサイト)の目的、戦略や戦術、ゴールにひも付いているはずのものですよ、というお話。いやそもそも、戦略や戦術はあいまいなまま進んでいませんか? そのサイトの目的やゴールって何ですか? その整理はできていますか? というお話。
その指標は信頼できるか?そのKPIは適切か? – サイト改善のサイクル、再考(3)
このエントリーは、前回の「とりあえずアクセス解析」のアクセス解析って何? – サイト改善のサイクル、再考(2)」の続きです。
「分析」は、本来はそれまでのKPIのモニタリングやデータの信頼性などを踏まえた上での取り組みであるべきではないか、というお話。ひいては、モニタリングしているその数字(KPI)は適切ですか? 取得しているデータは信頼に足る数字ですか? というお話。
「とりあえずアクセス解析」のアクセス解析って何? – サイト改善のサイクル、再考(2)
このエントリーは、前回の「サイト改善のサイクル、再考」の続きです。
「アクセス解析」と言っても、「現状把握」と「分析」、「KPI設計」などはそれぞれ取り組んでいる領域が全然違うよ、というお話。
「とりあえずアクセス解析やってください」というオーダーをいただくことがあります。こちらとしては警戒心を伴って身構えるオーダーなのですが、「アクセス解析すればなんでもわかる」と過剰な期待と希望をもって声をかけて来ている印象があります。
いやいやそんなことはありません、「はい、アクセス解析です」とお皿を出すような感じで何かが出てくることはありません。戦略も戦術もゴールもシナリオも何もいただけないかぎりは。
「アクセス解析」って何でしょうか。
サイト改善のサイクル、再考(1)
考え方の共有です。Webサイトを改善する際の、あるいはWebが関与するビジネスの立ち上げからひとつ上のステップに向かうまでのサイクルを、去年の秋頃から再考していました。上の図がそのサイクル。「改善の分解」。
別に「Webサイト」という枠に限らず、広告や集客の領域などに置き換えていただいても構いません。
「満足度」は測定できるか
3年ほど前に買ったメモカバーをとても愛用しています。茶色の皮のロディアのメモ帳サイズのメモカバー。イタリア製で約4,000円。結構いい値段です。簡単には買わないものだと思います。
何か思いついたアイデアや仕事関係のこと、本屋さんで見つけた気になる本など、外出中や移動中、休みの日だろうが何だろうが、カバンに入れて持ち歩いています。
「僕がこのメモカバーにどれだけ満足しているか」というのは測れるのかどうか、電車の中でふと気になりました。普通の人はそんなこと考えもしないでしょうけれど、気になったのでしょうがないです。満足度を測る要素を洗い出してみることにしました。
「木を見て森を見ず」ではいけない
「木を見て森を見ず」になってはいけません。最近は、「木」どころか「木の葉」の詳細まですぐに見ることができてしまいます。「葉」だけでいくら「最適化」を叫んでも、うまくいって部分の最適化まででしょうか。全体の最適化には至りません。
最愛を目指そう、相愛でいよう
少し前のことです。本を読んでいて(『フェイスブック・インパクト』)、期せずして「最愛」についての話題に触れていたのを目にし、一年前のsmashmedia河野さんのエントリーを読み返しました。
当時このエントリーを読んだときには、「ああなるほどそうやんね、河野さん素敵なこと書くね」ぐらいの軽い同意程度だったのですが、あれから一年経ち、僕もフリーのコンサルタントとして独立するという大きな環境の変化もあったこともあり、思うところに変化もあるので少し記しておこうと思います。