「Web解析はWebマーケティングの中心ではなくなった」というメッセージ

「Web解析」は「Webマーケティングの中心」ではなくなったのか。あるいは、そもそもWeb解析はWebマーケティングの中心ではなかったのか。

1~2年前からもやもやとその周辺というか、「Webアナリストと名乗るかどうか」を考えていたのですが、先日の SiteCatalyst のユーザー会 eVar7 の「Omniture Summit 2011 報告会」で、発表された多くの方が共通してこのテーマに触れていました。

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「あなたの知らない味がする」と言われたので

SOYJOYの新製品「フルーティートマト」というのが出たらしい、というのを知ったのが、この井川遥のOOH広告。「あなたの知らない味がする」とコピーで言われたので、トマト好きとしては気になって、先日コンビニで買ってきました。

ということは、この「すました顔だけど実はトマト好きに向けた軽く挑戦的なコピー」は、新製品のアプローチとしては悪くないと思っていてですね。

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目的を忘れてはいけない

ミニフライパンでオムレツを焼く

目的を忘れてはいけません。その目的のための戦略や戦術そのものに気を取られて、戦略や戦術を目的と勘違いしてはいけません。

土曜日の朝、オムレツを焼きました。目的は「開封したピザ用チーズを使い切ること」でした。前日に冷蔵庫のチルド室に隠れているのに気がついたんですね。「よし、明日の朝、オムレツに入れて使い切ろう。」

朝起きて、少し寝ぼけた頭で僕はキッチンに立ちます。覚えています。「オムレツを作る」ということを。

いつものように卵を2個割ってよく混ぜ、牛乳と粉チーズと塩こしょうを入れ、細かく切ったソーセージをフライパンで炒めてから卵液を流し込み、蓋を閉めます。スペイン風オムレツ。タイマーで10分。

しばらくして気がつくんですね。「開封したピザ用チーズを使い切ること」という目的を忘れていたことを。

結果、ふくらみかけのスペイン風オムレツの上に、とってつけたようにピザのようにして大量のチーズをかけて、もう一度蓋を閉めたのです。

目的を忘れてはいけません。その目的のための戦略や戦術そのものに気を取られて、戦略や戦術を目的と勘違いしてはいけません。

仮説を立てること、気づくこと

仮説を立てるということ。あるいは気づくということ。状況から仮説を立てて結果を分析することは結構あっても、ある程度の結果から仮説を見つけて改めて状況を分析し直すというフローは案外むずかしいんじゃないかなと思います。

漫然とTwitterのタイムラインを眺めて、興味深い法則に気がついた。
それは、500人以上フォロワーのいるユーザーの大半は、「フォロワー数 / 被リスト数」がおよそ10という値になる。ということだ。

fladdict – Twitterのフォロワーに関する10:1の法則、メモ

この法則の「10:1」が正しいのかはさておき、Twitterの「フォロワー数」と「被リスト数」の割合に法則性があるのではないかと気がつくところがうらやましくもあります。細かいことを言えば、「被リスト数」はユニークではないので(同じ人から複数のリストに入れられることもある)、「フォロワー数<被リスト数」になる可能性も物理的にはあるのですが、それを「フォロワー数500人以上」とフォロワー数の母数をある程度確保することで、回避しているのだろうな、と。

とまれ、「指数」として非常におもしろいと思います。

それでも、Twitterのフォロワー数が1,000人の人と10,000人の人では、同じ指数でもまた意味やニュアンスが異なってきますよね、きっと。フォロワー数が10,000人のように大人数になると、この指数は下がってくるのでは?(リストの機能をよく知らないユーザーが多くなってくるでしょうから)。

僕は、フォロワー数が866、被リスト数が145なので、指数は約「6」でした。えーっと、「ある業界の権威とかご意見番」って、そんな恐ろしい…。しがないフリーランスなのですが…。でもなぜか被リストは多いよなと感じてました。全然僕からはフォローしてなくて恐縮なのですが。

「母になるなら、流山市」という広告に、思わず立ち止まった

「母になるなら、流山市。」

新宿の地下を歩いていて目に入ってきた広告。「母になるなら、流山市。」 千葉県の流山市の広告だそうな。「緑の近くで、子育てを楽しむ若い街。」というメッセージのようです。

ちょっとあんまり見ないメッセージに思えて、立ち止まってしまいました。僕は関西出身で4年半ほど前に東京に出てきたので、失礼ながら「流山市」を初めて知ったのですが、もし僕が仮に「親」だったとしてもきっとドキッとするコピー。写真もいいです。

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そこに新しい価値はあるか(ファミレスのテーブルに置かれていた試供品に関する考察)

先日、某所で早めのランチを食べようとガストに入ったときのこと。11時半頃に入ったのですが、全テーブルに「読売新聞」が置かれていて、ちょっとびっくりしました。冬のお試し購読キャンペーンをやっているとのこと。

新聞に気を取られて気がつかなかったのですが、もうひとつ「お試し」としてテーブルに置かれているものがありました。ヤマサ特選醤油の「鮮度の一滴」。パウチ容器内に空気が入らず酸化しない新しいパッケージの醤油ですね。これも全テーブルに。

まさにテーブルはメディア。

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アクセス解析は「起きた結果」であって、それだけでは「起きてほしかったこと」の分析はできない

アクセス解析は、あくまでそのWebサイトで起きた「結果」であって、それだけではそこで起きてほしかったことの状況まではわかりません。「結果だけ」を見てもそれはただの「量」でしかないため、「測定しました」という事実の提示と、ほんの一部の部分最適化の提示までしかできません。

「効果を検証する」というのは、「起きてほしいこと、想定していること」と照らし合わせて初めてできます。「こうなってほしかったけれど実際はこうだった」「これぐらいが目標だったけれど結果こうだった」となれば、「目標に達するには、何を、どこを、どう改善すればいいのか、どうすればいいのか」という視点で、Webサイトの中身や施策を見ることができます。それが検証です。

つまり、そもそも事業戦略やビジネスゴールがないことには、アクセス解析の結果だけを見ても何も言えないわけです。

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居酒屋でガリガリ君を売れ – ガリガリラムネサワー

ガリガリラムネサワー

「ガリガリラムネサワー」。先日、居酒屋にて某女子が頼んでいるのを見て初めてその存在を知りました。酎ハイにガリガリ君のアイスが一本、丸ごとつっこまれてます。

僕はこれを見て相当感心したんですが、すごいですね、これ。居酒屋で大人にガリガリ君を売ってるわけですから。赤城乳業、あるいはガリガリ君プロダクションの企画力と営業力はちょっとすごいです(ガリガリ君プロダクションは赤城乳業の子会社ですね)。

4年前に赤城乳業の(ガリガリ君プロダクションの)萩原さんの話をRTCカンファレンスで聞いたことがあるのですが、いまでも変わらずアイデア出しまくってるんだろうなあ、と。ガリガリ君だからできる、というのも多分にあるんですけどね。

このガリガリラムネサワー、少しいただきましたがとてもおいしいです。若干炭酸が入ってるのかな? 冷たくて少しシャーベット状になった「大人のガリガリ君」といった感じで、うっかりしてると頼んでしまいそう。今日の時点でGoogleで検索結果が5,350件でした。まだ大きく広まっていないかもしれませんが、みなさん好評の模様。

勉強になりました。

宅配ピザのフリーミアム事例

宅配ピザのフリーミアムの事例。かどうかは知らない。

宅配ピザをこの2~3年頼んでいないので最近のことはよく知らないのですが、水曜日にポスティングされた宅配ピザのチラシに「無料トッピング」とありました。いま他社さんを検索してみたのですが、この類のサービスをやっているところは他にあるんでしょうかね? ちなみに、この宅配ピザ屋さんは「ピザ・ダーノ」というところです。

無料になっているのは、マヨネーズ、ガーリック、ブラックペッパー、ドライバジルなど、7種類。単価が高くなさそうなものばかりです。もちろん普通に有料のトッピングもあります。

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テーブル会計のお店は、勘定のときにお店の名刺も渡せばいいと思う

テーブル会計をするお店は、お勘定のときにお店の名刺(ショップカード)も一緒に渡せばいいのに、と思います。

テーブルで会計を済ませてしまうと、お店の名刺が置いてある場所、たいていはレジのある場所だと思いますが、そこを帰り際に通り過ぎてしまうんですね。で、うっかりもらい忘れてしまう。

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