考え方の共有です。Webサイトを改善する際の、あるいはWebが関与するビジネスの立ち上げからひとつ上のステップに向かうまでのサイクルを、去年の秋頃から再考していました。上の図がそのサイクル。「改善の分解」。
別に「Webサイト」という枠に限らず、広告や集客の領域などに置き換えていただいても構いません。
いわゆるPDCAサイクルと呼ばれるものよりも細分化されています。体系立てて理解していないので正しい理解ではないかもしれませんが、シックスシグマのDMAICの方に近いかもしれません。
重きを置いているのは「Plan(計画)」の部分。
「Plan(計画)」の部分を関係者でどれだけ詰めてかつ共有できているかが、価値の最大化につながると考えます。「Plan(計画)」なしに「Do(実行)」も「Reporting(把握)」もありませんし、「Reporting(把握)」と「Hypothesis(仮説)」なしに「分析からの改善案(Analysis + Action)」もありません。
たとえばWeb解析の領域に話を振られて、「とりあえずアクセス解析やってよ」といわれたときのそれは、「Plan」なのか「Reporting」なのか「Analysis + Action」なのか。
「サイト改善」「ビジネス改善」となると、すぐに手先のテクニックの話に落としがちですが、もう少しコンセプトや概念の部分から詰めておかないと、すぐに頭打ちになってしまいます。「Reporting」も「Analysis」ももちろんやるのですが、「Plan」がざっくり過ぎませんかね、ということです。そこ、重要なので、改めて整理しましょうよ。そう考えています。
「(2)」に続きます。