とはいってもページビューって意外に大雑把な指標なんですよ

ページビューとは。

  • トップページもカテゴリートップのページも、詳細な内容のページもサイトマップのページも、どれも等しく1ページビュー
  • お問い合わせフォームのページも、内容確認のページも、「送信ありがとう」のページも、どれも等しく1ページビュー
  • じっくり読まれても、まったく見向きもされずがっかりして「戻るボタン」を押されても1ページビュー
  • 間違ってクリックして開いてしまったページも1ページビュー
  • しょうもないポップアップのページも1ページビュー
  • Firefoxなどのタブブラウザーで、リンクをいろいろ新しいタブで開いてみたけど、結局見ることなく閉じてしまっても1ページビュー
  • 3行しかないコンテンツのページも、写真も文章も充実してスクロールいっぱいしないといけないようなページも1ページビュー
  • 1つの記事を無駄に3ページに分割したコンテンツは3ページビュー
  • 参照写真が10枚あって、それらを全部ページにして参照させたら写真だけで10ページビュー
  • ロボットが自動生成したようなスパムサイトに100のアクセスがあっても、アルファブロガーのブログエントリーに100のアクセスがあっても、どちらも100ページビュー
  • アクセス解析ツールによって解釈はいろいろで、ロボットやツールがアクセスしてもページビューだったりするし、「それページじゃないし」というファイルにアクセスしてもページビューだったりするし、ブラウザーのキャッシュを読み込んでもページビューとするところとしないところがあるし、まあとにかくどれもこれも同じページビュー

まあみなさん、アクセス解析はそういう前提でよろしくどうぞ。

以前にも書きましたが、ページビューは雑誌をめくったような程度ぐらいのニュアンスで捉えていてもいいんじゃないかなと思います。

3件のコメント

  1. その通り。で、所長としてはどう考えたらよいのかを言って欲しかったなあ(辛口で失礼しました)。調査ブロガーの意見としては、「だからトレンドで考えようよ」というのが答えです。同じ基準で計測して、上昇傾向なのかダウン傾向なのかということですね。絶対値も大事な時がある(他所と比べて虚勢を張りたい場合(笑)とか)けど、自分自身で考える場合はトレンドだけが頼りだと思います。

  2. 衣袋さんがもうすでにブログでも書いてらっしゃったので、僕は茶化すだけに終始したのですが(笑)、仰るとおり、トレンドで異常値なり傾向なりを見ていくべきだと僕も思います。計測しているツールもデータもニュアンスも異なるのに、他社や他のメディアとの数字だけの比較は確かにナンセンスですね。

  3. もう一つおまけの情報として、一度アクセスしてパラパラっとやったら、
    二度と戻らないユーザーと、初めてなのに隅から隅まで全部見て、改めて初めから見直す、なんてサイト制作者にとって夢みたいなページビューもたまにはあるんですよね。ほんとにニッチの定義が難しいのだ。

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