ブログをブログとして評価するとき、PVは当てにならない、かもしれない

先日、「簡易的にブログを評価分析(解析)する方法」と題して、主なツールやサービス、方法を紹介しました。そこで最初に取り上げた「購読者数」ですが、僕はブログを純粋にブログとして評価するのであれば、購読者数を基準にするのが一番ふさわしいのではないかと思っています。購読者数、つまりRSSを含めたフィードの登録者数/購読者数です。欲を言えば、そのブログをブックマークしていたり、アンテナサービスに登録している数も含めたいです。

あくまで欲を言えばですが。

というのも、RSSリーダーの利用者が(一般的とは言えないまでも)徐々に増えてきて、「ブログを読む」という行為がRSSリーダー内で完結してしまうことも起きてしまうようになったからです。すると、ページビュー(PV)やユニークユーザーといったこれまでの指標が当てにならなくなってきます。例えば、RSSをはじめとするフィードに全文を配信しているブログであれば、100人が購読して毎日エントリーを読んでいてもPVは0である、ということも可能性としては起こりえます。

これまでのWebサイトの評価が、ページビュー(PV)やユニークユーザーを基準としてきたこともあり、悩ましいところです。しかも、ブログの購読者数や「どれだけ読まれているか」は、なかなか正確に把握するのが難しいのが現状です。ちょうど「新聞紙のだいたいの購読者数はわかるけど、正確な数字や、どの記事が読まれているのかはよくわからない」というのに似ています。

RSSリーダーで完結しないような形のフィードの配信にしたり、フィードに記述するURLにパラメーターを付記したりと、いろいろとマーケティングデータを拾う策が取られたりしますが、やはり正確でなかったり、どこかに問題を抱えたりします。時間がかかるかもしれませんが、僕も含めて解決したい問題です。

ブログの評価基準には、コメントやトラックバックといったコミュニケーション的要素もあると思いますが、これについてはまたいつか。