ブログをブログとして評価するとき、PVは当てにならない、かもしれない

先日、「簡易的にブログを評価分析(解析)する方法」と題して、主なツールやサービス、方法を紹介しました。そこで最初に取り上げた「購読者数」ですが、僕はブログを純粋にブログとして評価するのであれば、購読者数を基準にするのが一番ふさわしいのではないかと思っています。購読者数、つまりRSSを含めたフィードの登録者数/購読者数です。欲を言えば、そのブログをブックマークしていたり、アンテナサービスに登録している数も含めたいです。

あくまで欲を言えばですが。

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ネットショッピング利用者の11%がアフィリエイト経由で商品購入を経験

ネットショッピング市場の成熟と、CGMの貢献

富士通総研が、ネットショッピングの利用動向を分析した調査レポート「インターネットショッピング2006」を発表しています。2001年、2004年に続いて、3回目の調査とのことです。

2001年、2004年の結果と比較して、今回の調査結果では、

  • 1年間のネットショッピング利用回数は、平均11.4回(増加傾向)
  • 1回あたり利用金額は、平均9,068円(減少傾向)

となっており、富士通総研は「ネットショッピング市場は拡大を続けているが、その成長スピードは以前と比べてかなり落ちている」としています。インターネットが普及して10数年ほど経つので、土壌が固まってきた、という感じでしょうか。ただし、成長し続けていることは確かです。

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簡易的にブログを評価分析(解析)する方法

ビジネスブログにしろ個人のブログにしろ、その評価分析手法はまだきちんと確立されていないのが現状ではないかと思います。これまでのアクセスログ解析を用いて一般のサイトと同じ基準(モノサシ)で評価すると、どこか少しつじつま合わせの評価を出していることもあるのではないでしょうか。

そうはいっても、運営しているブログがどれぐらい読まれてどれぐらい人気なのかは、何かの形で知りたいものです。ここでは、正確ではないものの、ざっくりとブログを分析するツールや方法を紹介してみたいと思います。

購読者数を調べる

まず、おおまかな購読者数(RSSフィードの登録者数/購読者数)を調べます。オンライン型のRSSリーダーには、ブログのRSSフィードを登録すると、合計何人そのRSSフィードを登録しているかが簡単にわかるものがあります。

現時点でメジャーなオンライン型RSSリーダーでは、このようなところでしょうか。

もしサーバーの生ログファイルが入手できるのであれば、RSSリーダーのクローラー(ロボット)のUser-Agentも調べてみます。User-Agentに「4 subscribers」などといった形で購読者数が付記されているものがあるので、それらを合計することで、オンライン型のRSSリーダーの大まかな購読者数を知ることができます。

もちろん、オンライン型RSSリーダーだけでなく、クライアントソフト型のRSSリーダーを使用している人もいます。タイプも様々で、これらの購読者数を調べるのはかなり難しく、また手間もかかります。数字に根拠はありませんが、「オンライン型RSSリーダーの購読者数×2」ぐらいで概算しておいていいのではないでしょうか。

また、FeedBurnerなどの独自のRSSフィード効果測定サービスを利用するのもひとつの方法です。

RSSフィードの購読者数、どれぐらいクリックされたか(クリックスルー)、どの記事がクリックされたかといった項目を知ることができます。ただし、FeedBurnerの場合、あらかじめブログのRSSフィードをFeedBurnerのものに差し替えておく必要があり、事前の準備が必要です。

人気度を調べる

コメントやトラックバックも、評価基準のひとつです。そのブログ全体の有効なコメント数とトラックバック数の各合計を、月末にエクセルなどにまとめておけば、「その月に獲得したコメント数とトラックバック数」がわかります(スパムの類は外しておきましょう)。その推移とアクセスログ解析でわかるページビュー(PV)の推移やリファラーを並べて見ることで、何か関連性が見つかるかもしれません。

ソーシャルブックマーク(SBS)からの影響度を調べるのもひとつの方法です。ネットの口コミの一種と位置づけて、ソーシャルブックマークからのアクセス数を記録しておきましょう。

ただ、ソーシャルブックマークを利用しているユーザーは、まだ少数で特殊な人が中心であるという認識は持っておいてもいいかもしれません。ブログの種類によっては、ここからのアクセスはほとんどない場合もあると思います。

また、はてなブックマークでは、自分のブログの記事がそれぞれ何人にブックマークされているのかを、まとめて見ることができます。

  • http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http://(ブログのURL)

これを定期的にチェックしておくといいでしょう。

独自にブログの人気度を評価するサービスもあります。

フィードメーターは、独自の基準で「人気度」と「更新頻度」を数値化してくれます。ある程度の客観性を持っているので、参考程度に他のブログと比較して評価することができると思います。

Technoratiでは、プロフィールを登録することで、「いくつのブログから」「どれぐらいの被リンクを集めているか」、またそれらを元にした「Technorati Rank」を算出します。

BloginfluenceとHow Much Is My Blog Worthは、少しお遊び的な要素が強いですが、他のブログと比較してみると面白いかもしれません。これらはTechnoratiの数字や、GoogleやYahooのPageRankやIndex数を基に算出しています。

ブログと親和性の高いアクセス解析サービスを利用する

アクセス解析の中には、ブログと親和性の高いものがあります。

トラックワードは、どのようなキーワードで検索エンジンからブログの各エントリー記事にアクセスされているのかを、エントリー記事に表示させるサービスです。意図したキーワードで訪問されているのかがひと目でわかります。

MyBlogLog Statsは、「(どのページの)どのリンクをクリックしたか」という点に絞ったアクセス解析です。無料版は機能が限定されていますが、それなりに情報を得ることはできます。Performancing Metricsも、「どのリンクをクリックしてブログ外に出たか」や「どのページのGoogle Adsenseがクリックされたか」といった特殊な項目を知ることができます。mapsurfaceは、ページ単位でのアクセス状況や流出状況が、アクセスした訪問者も知ることができるというユニークなサービスです。

Measure Mapは、まだテストユーザーしか利用できないようですが、ブログ専用のアクセス解析サービスとのことです。「i d e a * i d e a – measuremap画面満載長文レビュー!」で、詳しくレポートされています。

「面倒くさい」「わからない」と思わず、「体験してみる」こと

以上のようなことをチェックしておくだけで、そのブログがだいたいうまくいっているか、あるいはまだまだなのかは漠然と見えてきます。これを踏まえた上でアクセスログ解析の結果を眺めると、何かが繋がるはずです。「上記に挙げたものを全部調べるのは面倒じゃないの?」と思うかもしれません。でも、それをやってみるのです。時間も、案外思っているほどかからないはずです。

Web2.0的なツールを使ったり評価したりするには、まずWeb2.0的な世界を深く体験してみることです。誰かから説明を聞くだけではなく、自分からその中に飛び込んでみることで、そのニュアンスがわかってきます。空気がわかってきます。Web2.0的な世界には、ある種独特の空気が漂っています。その雰囲気に慣れてきたら、そのブログがイケテルのかイケテナイのか、なんとなくわかってきます。上記に挙げたツールなどは基本的に無料で利用できるものばかりですが、それでもなんとなくわかってきます。もちろん確実な数値で評価できればいいのですが、その数値もWeb2.0的な世界ではそれほど重要ではないことは、体験しているうちに気がつくと思います。

ブログは、厳密に分析することよりも、発信してそこから派生することを体感することの方が、おそらく大切だと思います。発信、しましょう。