今日7月23日は、土用の丑の日です。昨日、近くのスーパーのチラシ広告を眺めていたら、大きな「土用うなぎ」の写真の隅に、「土用しじみ」が載っていました。土用うなぎは知っていますが、土用しじみは今まで聞いたことがなかったので、ちょっと調べてみました。
シジミは大別すると真シジミ、瀬田シジミ、大和シジミに分けられます。真シジミと瀬田シジミは冬が旬で「寒シジミ」と呼ばれ、夏が旬の大和シジミは「土用シジミ」と呼ばれています。「土用シジミは腹薬」と言われるように夏のシジミは胃腸を整え、夏バテに防止に用いられていました。「しじみよー、しじみよー」との掛け声のシジミ売りは江戸の町の風物詩でもありました。
うなぎの旬は冬なので、土用うなぎは旬ではないのですが、土用しじみはちゃんと旬の食べ物だそうです。ただ、うなぎもしじみも、「夏バテ防止に体力や体調を整える」という点では共通していますね。
スーパーでは、店頭の屋台でうなぎを焼いたり店内で試食コーナーを設けたりと、うなぎ一色でした。こんな機会でもなければなかなか食べる機会もあまりないので、僕たちは身の丈にあった値段のうなぎを買い(やっぱり高いですね)、せっかくなのでしじみも買いました。今夜は鰻丼としじみの味噌汁にするとします。
kizasi.jpでの「土用」の調査結果。ここ数日間で「土用の丑の日」の話題はブログ間で急上昇ですが、話題の中心はやはり「うなぎ」のようです。