AISASがAIDMAに取って代わることはないし、必ずそれらのステップを踏むわけでもない

10月9日追記。いま思いましたが、このエントリーのタイトル、本来なら「AISASがAIDMAに取って代わることはないし、(後略)」ですね。日本語間違えました。タイトル変更してます。追記終わり。

土曜日、相方さんのデジカメがどうしようもない状態になってきたので(なんせ結婚する前から持ってるカメラらしい。7年ぐらい前のものかな)、新宿までデジカメを買いに。

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Baskin Robbinsとサーティワンアイスクリーム

日本ではみんな「サーティワン」と呼ぶサーティワンアイスクリーム。でも、ロゴを見れば想像できるとおり、アメリカではBaskin Robbins(バスキン・ロビンス)。

いや、これだけロゴにどーんと「Baskin Robbins」って書かれてながら、そのアルファベットを無視してなんで「サーティワン」と呼んで、それが普及しちゃうんだろう? しかも「さんじゅういち」じゃなくて。きっかけはいったい何?と疑問に思いながら食べるアイスクリーム。

女子高生に「Baskin Robbins」って聞いたらちゃんと通じるのか知らん。

ちなみに日本の会社は、Baskin Robbinsと不二家の合弁会社だそうな。

ビートルズのリマスターCDは、CDの時代の終焉を加速させるか

ビートルズのリマスターCDが、CDというフォーマットの時代を終わらせてしまうような気がします。最後の花火。

ビートルズのリマスターCDのボックスセット、僕は何のためらいもなく、ステレオ盤とモノラル盤、両方ともアマゾンで予約してぽーんと買いました。締めて7万円ほど。

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なんだかんだ言って僕らは無印が大好きだから

ちょっと前の話ですが、9月19日に池袋西武の無印良品に行ってきました。移転してのリニューアルオープンで、全アイテムを扱う大型店舗になったそうです(あれ、有楽町みたいな大きな店舗ってこれまで全アイテム扱っていないんでしたっけ?)。

無印良品 池袋西武リニューアルオープン情報

オープンして初めての土日(そしてシルバーウィークという名の連休)だったため、さすがにすごい人でした。オープン記念でセールがあったり福袋や記念商品を売っていたりというのもあるのですが、とはいえやっぱり普通の無印でもあるんですね。いつもの見慣れたものを売っているし、それほど大きな驚きもなく、「人が多いねぇ」とつぶやいてみたり。まあ、なんだかんだ言って僕らは無印が大好きですから、こういうのはお祭りみたいなものでしょうか。僕も切らしていた靴下を買ったり、ふと目に留まったニットタイを買ってみたり。

こちらは、大日本印刷が納入したというデジタルサイネージ「トールビジョン」。2段×2段の液晶ディスプレイを個別に使ったり4面を1面として使ったりしていたけど、まだ普通っぽい使い方。これからでしょうか。

無印良品池袋西武、大型ディスプレイのデジタルサイネージを常設 – ITmedia エンタープライズ

総勢34名のデザイナーたちが手掛けた「オリジナルプリント付布製マイバッグ」を購入して帰宅。まあ、お祭りのお土産みたいなものです。

無印って、どの店もそんなに変わらないし、置いている商品も基本的には変わらないのに、なんでお店を見かけたら入ってしまうんでしょうね。個性を殺した「個性」の普遍性のようなものに安心感や落ち着きを覚えるからかしらん。

「詳しくはウェブ、もいいけど」

ホンダのCMを見ていて、ふと気がついたこと。

ホンダのお店でFit、フリード、インサイトの3台が床の回転で次々出てくる、というCMなんですが、最後のメッセージが「詳しくはウェブ、もいいけどHonda Carsへ」なんですね。

Honda | Honda CM・動画ライブラリー:HDTV | Honda Cars – エコカー減税・回転 篇

「詳しくはウェブへ」だけじゃやっぱり困るんでしょうね。大きな買い物って、ウェブや情報だけでなかなか買いたくなるようなものじゃないですし。いまはずっと景気がよくないですから、家のパソコンの前だけで比較検討ばかりされても、「でも、やっぱりいまは出費を抑えなくちゃね」となりがちで、そこから前になかなか進みません。

お店へ来てもらって実物を見てもらった方が、そりゃ百聞は一見に如かず、細かいところで比較したいところはいろいろあるけど、まあとにかく買いたくなった、ということに少しはなるでしょう。

「詳しくはウェブ、もいいけど」は、そういうことなんでしょう。たぶんね。

ところで、この最近の車のCMがつまらないものばかりで、「エコカー減税の話を無理矢理詰め込んでみました」というものばかりです。文字ばっかりで情報量が多すぎます。そして、結局どのCMも訴求ポイントは「エコカー減税対象です」。

ダイハツのムーヴコンテ「減税CMばかり」篇なんて、自虐的なんだか笑っていいのか結局何が言いたいんだか。

テレビCM ムーヴコンテ「減税CMばかり」篇【ダイハツ】

美容院では本当のことはあまり言わない

先週髪を切りに行って、髪を切られながら思っていたこと。

僕らは美容師さんとはある程度の距離を保ってコミュニケーションしています。本当のことはあまり言わないし、嘘だってつく。「仕事何されてるんですか」とか、「夏休みどこか行かれたんですか」とか、「これからどうされるんですか」とか。

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グッドデザインエキスポ2009に行ってきた

8月29日、有明の東京ビッグサイトまで、グッドデザインエキスポ2009に行ってきました。去年は10月に六本木であったグッドデザイン・エキシビション2008に行ったんでしたっけ。

会場が広くて、正直全部まわりきれませんでした。一定のテンションで全部見て回ったら、そりゃあ確実に疲れます。

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昨日の朝「ドロリッチなう」のニュースを見て、昼にはコンビニでドロリッチを買っていた

昨日の朝、Twitterでの「ドロリッチなう」のネタにグリコからお礼が来たというのがニュースになっているのを見て、昼にはコンビニでドロリッチを買ってしまっている僕がいました。「あ、ドロリッチ」という条件反射で。

「グリコ乳業の菓子、ドロリッチを今食べています」という意味の投稿「ドロリッチなう」がツイッター上で大流行。投稿をカウントする自動実行プログラム(ボット)や、独自のイラストが次々に制作されている。ブームを受け、グリコ乳業は今月、ボットやイラストを制作したユーザーに感謝のメールを送った。新商品も合わせて贈られたユーザーは、新商品バージョンのイラストを作る様子をリアルタイムでネットで生放送、「ドロリッチなう」の波はさらに拡大している。

速報/【Web】「ドロリッチ」勝手広告に感謝メール – FujiSankei Business i

おもしろいと思うのは、グリコ側がTwitter側に歩み寄ってきたというところ。大企業が、なんだかまだわからない「Twitterとやら」に「ありがとう」を言おうと思った、というところが素敵。担当者が思ったのか、誰かが進言したのか、とにかくある程度の上層部がOKを出したというのがすごいな、と。でも、実際にTwitterに降り立って「ありがとう」と言ったわけじゃないみたいだけどね。

Twitterでの「ドロリッチなう」は、一般的なレベルで見れば局地的なほんの小さな花火で、たぶんそれほど売上には貢献していないはずです。なので、新商品まで送るレベルの感謝といえばクエスチョンマークなのですが、でもその結果こういう形でニュースになり、それを見た僕も条件反射で買ってしまっている。PR効果。

いいタイミングでTwitterがバズワードというのもありますが、でもたぶんドロリッチそのものの中毒性とワンアンドオンリーなところが一番のキーだと、僕は思います。あれは確かにたまに飲みたくなるわ。

サイゼリヤが考える「おいしさ」の5つの要素

本屋さんで立ち読みをした本(ムック)に、サイゼリヤの正垣会長が載っていて、「おいしさ」を測る軸について話していました。そうそう、僕がかつてサイゼリヤにいたときもこの話は研修や調理長などからよく聞いたなあと、懐かしくなったり。

サイゼリヤが考える「おいしさ」の5つの要素

サイゼリヤは、おいしさを5つの要素(軸)で考えます。

  • Look (ルック) 見た目
  • Aroma (アロマ) 口に入れる前の香り
  • Taste (テイスト) 味
  • Flavor (フレーバー) 口に入れたときの香り
  • Price (プライス) 価格

僕はこの話が好きで(というもののすっかり忘れていたのですが)、この5つのバランスだったり、たとえばどれか2つが突出していたり、そういったいろんな組み合わせで「おいしさ」は決まってくるのだ、1つの「おいしい」という軸ではないのだ、というものの見方が気に入っています。

「おいしさ」は1つの「おいしい」という軸ではない

単純に点数の合計の問題でもないだろうし、組み合わせだったりバランスだったり、人によって違ういろんな「おいしさ」もあったりするのだと思います。

たぶんですが、この5つの要素がどれも平均点だと印象に残らない「おいしさ」になったり、一方でどれも平均点以下なのにテイストとフレーバーだけズバ抜けて高得点だったりすると、印象に残る「おいしさ」になったりすることもあるのではないでしょうかね。

たとえばWebサイトの価値だって、ページビューという一要素だけで測るのではなく、平均ページビューや滞在時間や訪問頻度や、あるいは収益の面だったりユーザーの満足度だったり、そのサイトにふさわしいいくつかの要素で捉えて、いろんな形の価値があっていいはずだと思います。

ビール、発泡酒、新ジャンルの何が「No.1」なのか

CMを見ていると、ビール(発泡酒、新ジャンル)のCMで「○○No.1」というコピーをよく見かけます。1番になることは確かに大事なのですが、この業界だけ妙に1番を競っているような感じもします。たとえば同じ飲料でも、缶コーヒーではあまり「売上No.1」というCMは見ませんしね(お酒以外では他社商品の販売状況がわかりにくいというのもあるのかもしれません)。

ということで、ビール、発泡酒、新ジャンルの何がどの分野でどう「No.1」なのか、整理してみました。

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