先週髪を切りに行って、髪を切られながら思っていたこと。
僕らは美容師さんとはある程度の距離を保ってコミュニケーションしています。本当のことはあまり言わないし、嘘だってつく。「仕事何されてるんですか」とか、「夏休みどこか行かれたんですか」とか、「これからどうされるんですか」とか。
僕は別に美容師さんと話すのは嫌いではなくて、話が弾めば結構いろいろ話すのですが、かといってこちらから話を切り出すわけではなく、基本的には美容師さんが話を振ってくるのに合わせてそれに乗っかる感じ。
僕が動物園によく行くのは話したけど、仕事については適当にごまかしたままで、「これからどうされるんですか」には「まあこの辺をぶらぶらと」といつもお茶を濁したり。
行くたびに同じ人を指名したとしても、基本的には僕はあくまで匿名の人間でいようとし(そりゃ名前は知られているんですけど)、ある部分では見栄を張ったり、少し虚像を作ってみたり。
でも、心を開いていないわけじゃなくて、髪の乾かし方といった専門的な話はもちろんフムフムと聞きますし、近くのおいしいお店の情報などはお互いに情報共有したりします。このあたりは自分でもおもしろいなあ、と。
美容院でのコミュニケーション。ある部分では美容師さんの言うことは信用するけど、それでもある一定の距離を置こうとする。
まあ、僕が行ってる美容院で不思議なのは、担当してもらった美容師さんの名前がレシートとかにちゃんと書かれていなくて、サイトで自分で調べないといけない点。その割に、予約する際に「ご希望の担当者はいますか」と聞かれる。リテンションとしてはやらなきゃいけないことができていないと思うんだけど、どうなんでしょね。
おもしろいですねー。私も適当に流したりウソついたりします。仕事の事とか話すのが面倒くさい。アメリカの美容院はかなり雑でシャンプーの後、背中がベトベトになったり切った髪も余裕で服の中に入るからチクチク。でも美容師さんとのコミュニケーションは日本よりも取りやすいかも。こちらが話かけなければそのまま不必要な会話はなく髪を切るだけ。でもこちらが「今日は暑いですねー」とか言うと大体最後まで会話が続きます。あと私が日本人というのもあって「日本について」を色々質問されます。今まで色々違う美容室に行ったけど大体みんな同じでした。あと支払いの時に美容師さんが直接名刺をくれます。名刺の裏には自分がお店にいる曜日と時間帯が書かれていて次回の予約のときに役立ちます。便利ですよね。
へぇ、アメリカもおもしろいですね。
そりゃ日本のこと聞かれますよね。純粋に聞きたいことだらけでしょうし。
仕事の話だと、僕の場合だとふつうの人になかなかわかりやすく伝えにくい仕事なので、僕も面倒くさいです。
担当者が名刺くれるのいいですね。たぶん僕が行ってる美容院がちょっとおかしいんだと思います。