サイゼリヤが考える「おいしさ」の5つの要素

本屋さんで立ち読みをした本(ムック)に、サイゼリヤの正垣会長が載っていて、「おいしさ」を測る軸について話していました。そうそう、僕がかつてサイゼリヤにいたときもこの話は研修や調理長などからよく聞いたなあと、懐かしくなったり。

サイゼリヤが考える「おいしさ」の5つの要素

サイゼリヤは、おいしさを5つの要素(軸)で考えます。

  • Look (ルック) 見た目
  • Aroma (アロマ) 口に入れる前の香り
  • Taste (テイスト) 味
  • Flavor (フレーバー) 口に入れたときの香り
  • Price (プライス) 価格

僕はこの話が好きで(というもののすっかり忘れていたのですが)、この5つのバランスだったり、たとえばどれか2つが突出していたり、そういったいろんな組み合わせで「おいしさ」は決まってくるのだ、1つの「おいしい」という軸ではないのだ、というものの見方が気に入っています。

「おいしさ」は1つの「おいしい」という軸ではない

単純に点数の合計の問題でもないだろうし、組み合わせだったりバランスだったり、人によって違ういろんな「おいしさ」もあったりするのだと思います。

たぶんですが、この5つの要素がどれも平均点だと印象に残らない「おいしさ」になったり、一方でどれも平均点以下なのにテイストとフレーバーだけズバ抜けて高得点だったりすると、印象に残る「おいしさ」になったりすることもあるのではないでしょうかね。

たとえばWebサイトの価値だって、ページビューという一要素だけで測るのではなく、平均ページビューや滞在時間や訪問頻度や、あるいは収益の面だったりユーザーの満足度だったり、そのサイトにふさわしいいくつかの要素で捉えて、いろんな形の価値があっていいはずだと思います。

2件のコメント

  1. マイミクたろうです。
    以前サイゼリアにおられたんですか!?
    私の大好きな外食先チェーンの一つです。
    (他には、天下一品、くら寿司、はなまるうどん 等)
    何度かホールの人数が足りていない現場に
    遭遇することはありますが、理念など以前から
    大変共感して、好きになったお店です。
    ※居酒屋チェーンは好きになれない…。
    「テイスト」と「フレーバー」は違うのですね、奥深いです。

  2. どうもです。
    ええ実は大卒で最初に就職したのはサイゼリヤでした。
    まだ関西に数店舗しかなかった時代です。
    僕もひいきにしているチェーンなので、景気が厳しい中がんばってほしいところです。
    ホールの人がつかまらない事態に遭遇した際は
    ぜひ温かい目で見てあげてください…。

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