3/17、印刷博物館の「はじめまして」の名刺展を見に行ってきました。名刺のデザインはなぜだかずっと興味があって、雑誌などで特集されると思わず買ってしまったりするのですが、この名刺展もとても楽しめました。
名刺という存在は面白くて、個人事業であればその人のIDであるのはもちろんとして、企業の名刺であれば企業における「その人個人」を示すと同時に、その企業の匂い/風土/姿勢のようなものを表したり放ったりアピールしたりします。むしろ企業のアピール度合いの方が強いかもしれません。だから、名刺もどんどん個性的になってきているのでしょう。名刺を介したコミュニケーションは奥が深いです。
KAYACさんやNTTレゾナントさんの有名な名刺もありましたし、音が出たり匂いを発したりというネタっぽい名刺もありました。マクドナルドのオフィススタッフの名刺も面白くて、マクドナルドの商品の形に一部が切り抜かれた形の名刺が5種類あって、「ご注文をどうぞ」といった会話が想像できて楽しそうです。名刺交換という場での最初のコミュニケーションの「つかみ」としては素敵です。アップル・コンピュータ社長から日本マクドナルド社長に転身した原田泳幸社長のアイデアとのこと。
糸井重里事務所のビニール外袋と小冊子を組み合わせた名刺も、とてもよく考えられていました。
調べていたら、日経デザインで記事になっていて、マクドナルドの名刺など一部が写真でも見られます(実際の会場では撮影不可です)。
4/8までなので、興味ある方はぜひ。