Coremetrics Analyticsのお話を聞いてきた

Coremetrics Analytics

先週の火曜日(2011年5月10日、ずいぶん前になっちゃいました)、トランスコスモスさんまで、アクセス解析ツールCoremetrics Analytics(コアメトリクス アナリティクス)の詳細をお伺いしてきました。インプレス安田さんのご厚意です。ありがとうございます。

海外ではSiteCatalystと並んで取り上げられるような大手のWeb解析ツールですが、2010年にIBMがCoremetricsを買収し、日本でも晴れて今年から本格的に販売していく模様。

機能の説明とデモの拝見とざっくばらんな質問、という感じでしたので、実際にはゴリゴリと利用しておりません。ですので、書いてよさそうなレベルで箇条書き程度のメモとして残しておこうと思います。

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アクセス解析勉強会「かいべん!#2」のスライド資料を公開しました

2011年5月18日、Cinci主催のアクセス解析勉強会「かいべん!#2」を実施しました。11名の方にお集まりいただきました。ありがとうございました。3月開催予定だったのですが、2カ月延期しての仕切り直しでした。

前半は僕の講義、後半はみなさんにワークという形は前回と変わらず、ただし内容には結構手を加えました。アンケートでの評価はよいのですが、反省点と課題はかなり残るので、それを踏まえて次につなげたいと思います。

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アクセス解析勉強会「かいべん!#1」のスライド資料を公開しました

2011年2月22日、Cinci主催のアクセス解析勉強会「かいべん!#1」を実施しました。10名の方にお集まりいただきました。ありがとうございました。

前半は僕の講義、後半はみなさんにワークという形で、少し時間をオーバーしましたが、おかげさまで無事終了いたしました。アンケートからは「よかった」という評価を多くいただきましたが、いくつかの反省点を踏まえて、次回「かいべん!#2」につなげたいと思います。

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15種類のWeb分析

15種類のWeb分析

アクセス解析やインターネット調査など、Webビジネスでは様々なデータが取得、分析できます。それら全体を仮に「Web分析」と呼ぶことにし、Web分析を15種類に分類してみました。

追記。最新の内容はCinciのサイトにてご確認ください。このエントリー記事の内容は古くなっております。

15種類のWeb分析(Webサービスやツールの分類) | レポート、コラム、資料ダウンロード | Cinci

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効果検証が前提なら、できれば複数の施策を同時にしない方がいい

効果検証が前提で施策を打つのであれば、できれば複数の施策を同時にしない方がいいです。どの要素が影響を及ぼしたのかが、わかりにくくなってしまいます。

よい結果であれば、どれがどういう効果を発揮してそうなったのかを見なければいけません。

逆にまったく結果が出なければ、もしかしたら「どれもだめだった」のかもしれませんが、施策が干渉しあっている可能性もあります。

  • 仕事上の名前を「いちしま泰樹」に改名してみた
  • 髪を染めてみた
  • 日光東照宮に行った
  • 都庁の展望台から富士山を拝んだ

つまり、どれが効果的で、どれがそれほどでもなかったか、、あるいはいずれもやはりそれほど意味がなかったのかどうか、ということです。非常に重要なポイントです。

1月に施策を集中しすぎました。気をつけることにします。

サイトリニューアルの公開直後にWeb担当者が確認すべきこと

1月18日に Cinci のサイトをリニューアルしたわけですが、今回「制作者側」と「運営者側」が同一人物であり(つまり僕)、公開した直後に意外にやるべきことが多かったので、共有しておきます。

題して、サイトリニューアルの公開直後にWeb担当者が確認すべきこと。

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「Webアナリスト」というポジションだって、そのうちなくなってしまうかもしれない

ソーシャルメディア担当が特別な意味を持たなくなる時:Social media editorを廃止するThe New York Times – the Public Returns – 続・広報の視点」を読んで。

違う領域ながら、それに類似することを僕もずっと考えています。アクセス解析の領域を得意とする方々、いわゆる「Webアナリスト」でも「アクセス解析担当者」でも何でもいいのですが、その「Webアナリスト」のポジションだって、同じように遠くない将来なくなってしまうかもしれないということ。

ウェブの領域だろうが「リアル」な領域だろうが、マーケティングの領域に携わっているのであれば、リサーチやデータの分析は少なからず仕事の一部であるべきです。マーケティングもとよりビジネスのプロセスのひとつ。

もちろん、プロセスの中ではオペレーションの部分だけを担当する人もいるでしょう。でも、プランやチェックの際にデータを見ないなんてことはないわけです。

そのときに、たとえば「Webアナリスト」のポジションの人が不可欠、なんて非常にナンセンスなわけです。基本を理解すれば、数字を読み解くという点では何もむずかしいことはありませんし、それほど特殊な分析手法だってありません。

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アクセス解析は「起きた結果」であって、それだけでは「起きてほしかったこと」の分析はできない

アクセス解析は、あくまでそのWebサイトで起きた「結果」であって、それだけではそこで起きてほしかったことの状況まではわかりません。「結果だけ」を見てもそれはただの「量」でしかないため、「測定しました」という事実の提示と、ほんの一部の部分最適化の提示までしかできません。

「効果を検証する」というのは、「起きてほしいこと、想定していること」と照らし合わせて初めてできます。「こうなってほしかったけれど実際はこうだった」「これぐらいが目標だったけれど結果こうだった」となれば、「目標に達するには、何を、どこを、どう改善すればいいのか、どうすればいいのか」という視点で、Webサイトの中身や施策を見ることができます。それが検証です。

つまり、そもそも事業戦略やビジネスゴールがないことには、アクセス解析の結果だけを見ても何も言えないわけです。

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「ひとり複数ブラウザ」時代のユニークユーザーって何だろう?

I'm facebooking my twitter on the internets via text msg. lol!
photo by Keoki Seu

「ひとり複数ブラウザ」時代のWeb解析(アクセス解析)で、「ユニークユーザー」レベルでの分析はどこまで有効なのでしょうか。そもそもユニークユーザーをどう扱えばいいのでしょうか。懐疑論ではなく、ひとつの問題提起として。

いま私たちのインターネット利用は、複数のユニークブラウザでの利用が大きく占めるようになってきたと思います。特に根拠となるデータは調べていませんが、直感的にそう感じています。

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