あなたは何ジャムが好きですか?

7月1日の朝日新聞be on Sundayの1面に、家庭用ジャムの生産量の推移とジャム別の内訳が載っていました。1990年初め頃よりイチゴジャムの生産量が減る一方、ブルーベリージャムの生産量が増えているというグラフ(ここ数年は伸びがちょっと止まっていますが)。

生産量2位であったマーマレードは、1997年前後を境にブルーベリージャムに追い抜かれています。記事にも書かれていますが、おもしろいのはイチゴジャムはブルーベリージャムの増加の影響を受けた形で減少しているようにみえるのに対して、マーマレードはほとんど影響を受けていない点。ベリー系の中で消費者の嗜好が移っているのかもしれません。僕はイチゴジャムもブルベリージャムも嫌いなので全然関与していないですが。

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コミュニケーションに必要な肴=タグ?

広告β:コミュニケーションの本質を垣間見た

いつも読んでいる広告βさんの「コミュニケーションには肴が必要だ」というエントリー。素晴らしい。その通りかもしれない。

たぶん、コミュニケーションには、「肴(さかな)」が必要なんだろう。
それは井戸のようなもので、それを含めて、コミュニケーションのはずだ。
そしてこの「肴」は、その都度、名前や様態を変える。

広告β:コミュニケーションの本質を垣間見た

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ゴールデンウィーク明けの海外旅行キャンペーンの意味

5/6の朝刊の新聞に、H.I.S.の「H.I.S.プラチナウィーク」と題した海外旅行キャンペーンの折り込みチラシが入っていました。5/7の朝からキャンペーンスタートとのこと。ゴールデンウィーク直後のキャンペーンという、なかなか面白い展開です。

出発時期が5月や6月中心なので、やはり一応はゴールデンウィークが仕事だった人に向けてのメッセージでしょうか。けれども、僕はこのチラシを見たのは島根県への2泊3日の帰省を終えて一夜明けた朝。帰省とはいえ、相方さんの実家への帰省なので、ほとんど旅行気分です。「なんだかんだ疲れるけれど、旅行もやっぱりいいね!」という気分だと、このチラシも思わず「どれどれ」と眺めてしまいます。

「次はどこへ行こうかね」という旅行意欲の冷めないうちに次の提案をしておくというのは、なかなか抜かりないですね。ええ、僕たちは年に何回も旅行できないので行きませんけれども。

とはいえ、その晩に島根県の地図を眺めながら、次に帰省したときに行きたい場所を思案していたのは内緒です。

使いやすさを提示する

普段から接していたために、そういうものだと諦めかけていたちょっとした不便さ。その不便さを解消しようとしているものに最近ふたつ出会いました。ひとつは、レトルトのパウチの開け方、もうひとつは湿布薬の貼り方。

レトルトのパウチの方は、ただ説明書きを加えただけですが、この通りに封を開けるときれいに開けられました。湿布薬の方は、裏側のフィルムが3つに分けられていて、指示通りに貼るときれいに貼れるようになっています。

ちょっとした補足を加えたり、細工を加えたりすることで、そういうものだと思っていた使いにくさが改善されています。参考になります。

「はじめまして」の名刺展

3/17、印刷博物館「はじめまして」の名刺展を見に行ってきました。名刺のデザインはなぜだかずっと興味があって、雑誌などで特集されると思わず買ってしまったりするのですが、この名刺展もとても楽しめました。

名刺という存在は面白くて、個人事業であればその人のIDであるのはもちろんとして、企業の名刺であれば企業における「その人個人」を示すと同時に、その企業の匂い/風土/姿勢のようなものを表したり放ったりアピールしたりします。むしろ企業のアピール度合いの方が強いかもしれません。だから、名刺もどんどん個性的になってきているのでしょう。名刺を介したコミュニケーションは奥が深いです。

KAYACさんやNTTレゾナントさんの有名な名刺もありましたし、音が出たり匂いを発したりというネタっぽい名刺もありました。マクドナルドのオフィススタッフの名刺も面白くて、マクドナルドの商品の形に一部が切り抜かれた形の名刺が5種類あって、「ご注文をどうぞ」といった会話が想像できて楽しそうです。名刺交換という場での最初のコミュニケーションの「つかみ」としては素敵です。アップル・コンピュータ社長から日本マクドナルド社長に転身した原田泳幸社長のアイデアとのこと。

糸井重里事務所のビニール外袋と小冊子を組み合わせた名刺も、とてもよく考えられていました。

調べていたら、日経デザインで記事になっていて、マクドナルドの名刺など一部が写真でも見られます(実際の会場では撮影不可です)。

ハンバーガーの形をした「名刺」など展示 | 日経デザイン

4/8までなので、興味ある方はぜひ。

印刷博物館:P&Pギャラリー/「はじめまして」の名刺展

緑色にライトアップされた東京タワー

緑色にライトアップされた東京タワー

3/17、アイルランドと日本の外交関係樹立50周年を記念して、St Patrick’s Day であるこの日に東京タワーが緑色にライトアップされました。

それを知らずに東京タワーに夕方訪れた僕たちは、予定を変更してライトアップされるという夜にも再び東京タワーを訪れました。赤羽橋の駅を降りて、東京タワーが見える交差点に差しかかると、多くの人が緑色にライトアップされた東京タワーを見上げていました。あらかじめこのイベントを知っていた人も偶然その場に居合わせた人も、ほとんどがカメラを構えたり携帯電話のカメラを向けたりしていました。

まさに、口コミの源泉。普段と違う姿の東京タワー。

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テレビの視聴時間は平均では横ばいだが、若い世代ほど減少している(2005年調査)

ちょっと可処分時間について調べていたのですが、ちょっと古いデータながら、NHK放送文化研究所の2005年度版の国民生活時間調査によればテレビの視聴者層が高齢化しているとのこと。報告書の要約では以下のような感じ。

  • テレビ視聴時間は、高い水準にあった2000年と比べて概ね横ばい
  • ただし、平日の男40代や女10~30代などは減少
  • テレビの長時間視聴の持続は70歳以上が支えている

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