13歳以上の犬は日本にどれぐらいいるのか

最近ちょっと気になったCM。メーカー名も商品名も覚えていないのですが、「13歳以上の犬向けのドッグフード」のCMでした。それらしきものを検索すると、おそらくユニ・チャーム ペットケアの「愛犬元気13歳からの愛犬用」ではないかと思います。

犬も長生きするようになって、そういう年老いたペットの食生活を気にする飼い主向けの市場があるのは想像できるのですが、そこへのアプローチがCMでされているのというのに少しだけ驚きがありました。ピンとこなかったんですね。

ということで、13歳以上の犬は日本にどれだけいるのか、少し考えてみました。

日本でペットとして飼われている犬の数

まず、日本でペットとして飼われている犬の数。厚生労働省が2009年12月14日に発表している「都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等」の資料によると、平成20年度末現在の全国の犬の登録頭数は約680万頭います。

登録されている犬は約680万頭。

13歳以上の犬は何%なのか

次に、13歳以上の犬は全体の何%なのか。うーん、ちょっとむずかしいですね。犬の年齢別人口分布みたいなのは出してないでしょうから、推測してみます。

犬の種類にもよると思いますが、犬の寿命はだいたい10~12歳ぐらいでしょうから、最長で20歳まで生きるとします。年齢別人口分布は逆三角形の均等にはならないはずですが、ここは乱暴に1歳から少しずつ減っていくとして、20歳までの割合を出してみます。

だいたいこんな感じ。純粋な足し算では、13歳以上の犬は全体の16%

犬も若いうちは健康なはずなので、実際は若い年齢の割合はもっと大きいんじゃないかと思いますが、それもすべて推測。

これに、日本の犬の数をかけてみます。

13歳から20歳までを足してみると、「1,088,744」となります。

13歳以上の犬の数は約110万頭、か。

13歳以上の犬を飼っている家族は100万世帯ぐらい?

で、13歳以上の犬を飼っている人の数。複数の犬を飼っている人もいるでしょうから、もうここからは適当なかけ算ですいません、13歳以上の犬を飼っている家族は100万世帯ぐらい?というのが今回の計算の結果です。

計算の精度は粗いと思いますが、大きくは外していないんじゃないかと思います。

結構大きな市場ですね。CMを見たときはニッチな印象を受けたのですが、案外そうでもないようです。