アクセス解析/Web解析の領域を中心とした仕事をする職業をWebアナリストと呼びますが(大雑把ですいません)、そのWebアナリストに必要なスキルは大きく分けて3つあると思います。
- 統計的な発想、スキル。仮説立ててデータを分析でき、数字を作り出すことができること。
- テクニカルな側面。アクセス解析ツールの導入時のインプリや設計、サポートは、データの取得の面で密接に絡んできます。
- Webマーケティングの素養。データを読み解いて、じゃあこういった改善案を、という際にせめてマクロな視点で考えられること。細かい部分もいくつかの領域では必要かと。
この3つをすべてしっかり揃えるのは実はかなりハードルが高いのではないかと思います。自分に目を向けてみても、「統計的な発想」と「テクニカルな側面」は7割ぐらいの状態かもしれません。
大学で偶然にも専攻の「教育工学」という謎の領域で統計をかじっていたというのもあったり、長くWeb制作の領域に身を置いていたりというラッキーな面はありましたが(「connecting the dots」だ)、残念ながらいくつかの穴があるのは把握しています。まだまだだと思っています。Webマーケティングの素養は9割ぐらいあると思っているのですが。
「アクセス解析ツールを使うことができる」程度では、ただの「レポート提出屋」に終わってしまうかもしれません。
こんなことを思ったのは、衣袋氏のブログエントリーを読んで「ああそうだ」と思ったから。
僕自身もいまアクセス解析本を書いているんだが、リサーチスキル部分とテクニカルな部分はまだまだ既存の良書でもカバーできているとはとても思えないというのが、今更アクセス解析本を自分で書こうとしている動機だ。目先のテクニックも必要なのだが、ベースの基礎的な技術やリテラシーの理解というのはもっと大事だと思っている。砂上の楼閣、机上の空論でないためには、そういう本も必要だろう。
「リサーチスキル部分とテクニカルな部分」という2つの駒を同時に両手に持っている人は多くないんじゃないでしょうか。テクニカルな部分を持っている人は比較的多いので、「こうすればこのデータが取れる」というハック的なところはある程度取り組みされていますしシェアもされています。もちろんベンダーに任せるというのもありでしょう。Webマーケティングの領域を追いかけている人はもっと多いので、その2者によるコンビネーションというか掛け合わせはまだ一般的かと思います。リサーチスキルの部分でしょうね、一般的に弱いのは。
得手不得手もあっていいと思いますし、バランスが取れていることも大事ですが、僕ももう少しだけ統計的な発想とテクニカルな側面を強化したいなと思ってはいます。
ということで、衣袋氏の本に期待をしつつ、『SEOを強化する技術』をアマゾンのカートに入れました。
エクセルやパワーポイントの知識は確かにあるべきなんですけど(持ち合わせていればすごく楽なのは確か)、でもそこじゃないんですよね。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくです。
一緒にお仕事させて頂いている”セオやま”です。
色々悩んでまんなぁ~。と言う事で(私も悩んでますが)
今年も一緒に頭悩ませながらテクニカルな部分含めて
強化してきましょ~。
引き続きよろしくです。
なんですか、セオやまってw
実は悩んでなんかいないのですよ、はっはっは。
ただ進む道は平坦ではないのですが。
引き続き今年もよろしくおねがいします。