Instagram広告の雑感

Instagram広告の雑感

5月23日の朝、布団の中でつらつらとInstagramを眺めていたら、初めて「Instagram広告」に出くわしました。少し状況を調べましたので、雑感を書き残しておきます。

  1. 見かけた広告は、COACHのもの。アカウントはグローバルのCOACHのInstagramアカウント(@coach)。通常、このアカウントでは日本語での投稿は行っていない
  2. 外部に誘導するリンクはない
  3. 広告の投稿のキャプションには日本語を使用
  4. 広告の投稿はユーザーのタイムラインに表示されたが、@coach アカウントのフィードにはその投稿は存在していない。広告表示のみの投稿の模様
  5. 広告投稿にはハッシュタグが付与されていたが、該当のハッシュタグでの検索画面には、この広告投稿は表示されない
  6. 通常の投稿写真右下に表示される各メニューの表示が存在しない。つまり「不適切な写真を報告」「Facebookでシェア」「ツイートする」「URLをコピー」が容易に利用できない
  7. パーマリンクは存在する
  8. 「いいね!」すると、自身のオプション画面の「『いいね!』した投稿」からは、先述の投稿写真右下の各メニューは利用できる。ここで「URLをコピー」などが利用可
  9. PCのタイムラインには、広告投稿はおそらく表示されない
  10. コメントも投稿可。「広告配信そのものに対するネガティブなコメント」がついてしまっているのは本望ではないだろう

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「あなたの知らない味がする」と言われたので

SOYJOYの新製品「フルーティートマト」というのが出たらしい、というのを知ったのが、この井川遥のOOH広告。「あなたの知らない味がする」とコピーで言われたので、トマト好きとしては気になって、先日コンビニで買ってきました。

ということは、この「すました顔だけど実はトマト好きに向けた軽く挑戦的なコピー」は、新製品のアプローチとしては悪くないと思っていてですね。

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「母になるなら、流山市」という広告に、思わず立ち止まった

「母になるなら、流山市。」

新宿の地下を歩いていて目に入ってきた広告。「母になるなら、流山市。」 千葉県の流山市の広告だそうな。「緑の近くで、子育てを楽しむ若い街。」というメッセージのようです。

ちょっとあんまり見ないメッセージに思えて、立ち止まってしまいました。僕は関西出身で4年半ほど前に東京に出てきたので、失礼ながら「流山市」を初めて知ったのですが、もし僕が仮に「親」だったとしてもきっとドキッとするコピー。写真もいいです。

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そこに新しい価値はあるか(ファミレスのテーブルに置かれていた試供品に関する考察)

先日、某所で早めのランチを食べようとガストに入ったときのこと。11時半頃に入ったのですが、全テーブルに「読売新聞」が置かれていて、ちょっとびっくりしました。冬のお試し購読キャンペーンをやっているとのこと。

新聞に気を取られて気がつかなかったのですが、もうひとつ「お試し」としてテーブルに置かれているものがありました。ヤマサ特選醤油の「鮮度の一滴」。パウチ容器内に空気が入らず酸化しない新しいパッケージの醤油ですね。これも全テーブルに。

まさにテーブルはメディア。

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顔を上げると「顔、上げよう」の広告があった

サントリーの缶コーヒーBOSSの、新しいコピー「顔、上げよう」。写真は西武新宿駅。広告が駅の天井からつり下げられています。

BOSSの広告がふと見えるので顔を上げると、「顔、上げよう」のコピー。「顔を上げる」という自分の行動とシンクロして、ハッとします。「ああ、顔を上げなきゃ」。何の違和感もなく自然と心の中に入ってきたメッセージ。

いいメッセージだなと思っていましたが、この展開にはやられました。素敵だと思います。缶コーヒーはあまり買わないんですけどね。

数字のメッセージは強いけれども

数字のメッセージは強いけれども、同時に何種類も提示すると、とたんに何も届かなくなってしまうかもしれません。

ゆうちょ銀行の広告

上の写真は、新宿の地下街にて見かけるゆうちょ銀行の広告。8種類ほどの広告が連貼りされているのですが、ここを通りかかるとき、広告は目にとまるのですが、ここから何もメッセージを受け取らないんですね。有名人の笑顔がいくつもこちらを見ているのに、「うーん、ああいいや」となってしまう。

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『費用対効果が見える広告』を読んだ

『費用対効果が見える広告 レスポンス広告のすべて』を読みました。顧客層に何かしらのアクションやコンバージョンを求める「レスポンス広告」のクリエイティブがどういう表現であるべきか、具体的なサンプルを山のように比較提示して、考察している内容(必ずしも結果をレスポンスの数字では出してはいないけれど)。

新聞のモノクロ全5段広告でのサンプルがほとんどではあるのですが、なぜこの表現ではターゲット層に響かないのか、具体的なサンプルと説明があるのでわかりやすいです。Webのバナー広告やランディングページ、企画広告のページの表現でも同じですね。こういうニーズがあり、振り向いてもらうにはこういう表現、というように、ロジックが明確。

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新宿伊勢丹の路面クリスマスディスプレイ

新宿伊勢丹の路面のクリスマスディスプレイが素敵でした。カメラが顔を認識して、映された自分の顔の映像にイラストが被せられます。

写っているのは僕です。このコーナーでは目の部分に眼鏡のイラストがかかったり、あとなんだったっけ? 土曜日の昼間だったので、多くの子供がキャッキャと楽しんでいました。

こちらのコーナーではクマの着ぐるみイラストが被せられたり、トナカイの角が頭に付いたり。他にも写真を撮ったのですが、相方さんや他の人が写り込んでてちょっと使えず…。

このように液晶ディスプレイの前にカメラが設置してあります。自分の顔にインタラクティブにイラストが被せられるので、子供だけじゃなく、大人も楽しめます。いいですね。

「詳しくはウェブ、もいいけど」

ホンダのCMを見ていて、ふと気がついたこと。

ホンダのお店でFit、フリード、インサイトの3台が床の回転で次々出てくる、というCMなんですが、最後のメッセージが「詳しくはウェブ、もいいけどHonda Carsへ」なんですね。

Honda | Honda CM・動画ライブラリー:HDTV | Honda Cars – エコカー減税・回転 篇

「詳しくはウェブへ」だけじゃやっぱり困るんでしょうね。大きな買い物って、ウェブや情報だけでなかなか買いたくなるようなものじゃないですし。いまはずっと景気がよくないですから、家のパソコンの前だけで比較検討ばかりされても、「でも、やっぱりいまは出費を抑えなくちゃね」となりがちで、そこから前になかなか進みません。

お店へ来てもらって実物を見てもらった方が、そりゃ百聞は一見に如かず、細かいところで比較したいところはいろいろあるけど、まあとにかく買いたくなった、ということに少しはなるでしょう。

「詳しくはウェブ、もいいけど」は、そういうことなんでしょう。たぶんね。

ところで、この最近の車のCMがつまらないものばかりで、「エコカー減税の話を無理矢理詰め込んでみました」というものばかりです。文字ばっかりで情報量が多すぎます。そして、結局どのCMも訴求ポイントは「エコカー減税対象です」。

ダイハツのムーヴコンテ「減税CMばかり」篇なんて、自虐的なんだか笑っていいのか結局何が言いたいんだか。

テレビCM ムーヴコンテ「減税CMばかり」篇【ダイハツ】