5月23日の朝、布団の中でつらつらとInstagramを眺めていたら、初めて「Instagram広告」に出くわしました。少し状況を調べましたので、雑感を書き残しておきます。
- 見かけた広告は、COACHのもの。アカウントはグローバルのCOACHのInstagramアカウント(@coach)。通常、このアカウントでは日本語での投稿は行っていない
- 外部に誘導するリンクはない
- 広告の投稿のキャプションには日本語を使用
- 広告の投稿はユーザーのタイムラインに表示されたが、@coach アカウントのフィードにはその投稿は存在していない。広告表示のみの投稿の模様
- 広告投稿にはハッシュタグが付与されていたが、該当のハッシュタグでの検索画面には、この広告投稿は表示されない
- 通常の投稿写真右下に表示される各メニューの表示が存在しない。つまり「不適切な写真を報告」「Facebookでシェア」「ツイートする」「URLをコピー」が容易に利用できない
- パーマリンクは存在する
- 「いいね!」すると、自身のオプション画面の「『いいね!』した投稿」からは、先述の投稿写真右下の各メニューは利用できる。ここで「URLをコピー」などが利用可
- PCのタイムラインには、広告投稿はおそらく表示されない
- コメントも投稿可。「広告配信そのものに対するネガティブなコメント」がついてしまっているのは本望ではないだろう
日本でもInstagramが広告を展開すると公式にアナウンスがあったのは、5月8日でした。
今後数週間の内に、日本国内のInstagram利用において、広告の表示を徐々に開始していきます。
報道されたニュース記事によると、日清食品、土屋鞄製造所、ランコムなどが導入予定とありました。
チキンラーメン(日清食品)、土屋鞄製造所、ランコムなどすでに公式アカウントを活用している企業から導入する。
アナウンスがあってからずっとチェックしていたのですが、僕自身が企業の広告配信の対象属性?から外れているのか、見損ねただけなのか、まだ配信が始まっていないのかはよくわかりませんが、今回のCOACHの広告が初めてです。
容易にはパーマリンクがわからないことと、PCのタイムラインにはおそらく表示されず、「アプリ内での広告表示」以外のインプレッションは今の段階では望んでいないように感じるため、広告投稿の埋め込み表示はしないでおきます。埋め込み表示そのものは可能です。
今回表示された、COACHのInstagram広告。
右上に表示される「広告」をクリックすると、「非表示にする」などのメニューが表示されます。
「Instagram広告について」をクリックすると、「スポンサード写真&動画」の説明が表示されます。
投稿元であるCOACHのグローバルのInstagramアカウント(@coach)。今回の広告投稿は、このアカウントのフィードには存在しません。
やはり不思議なのが、ハッシュタグ検索画面にもこの投稿が表示されない件。投稿には2つハッシュタグが付与されていますが、そのハッシュタグの検索結果画面には、この広告投稿は存在しません。「ハッシュタグへの誘導」のみが機能している状態でしょうか。また、あくまで広告投稿は、アプリのタイムラインのみでの表示に限られている様子です。
通常のオーガニックな投稿なら、投稿写真右下に各メニューが利用できるボタンが存在します。広告投稿にはこのメニューボタンがありません。
投稿写真右下のメニューボタンをクリックすると、「不適切な写真を報告」「Facebookでシェア」「ツイートする」「URLをコピー」などのメニューが利用できます。広告投稿では通常であれば利用できませんが、「いいね!」することで、ユーザー自身のオプション画面から同様のメニューは利用できるようになります。
まだ、日本での広告展開が始まったばかりですし、海外でもいくつかの種類の広告が展開されている模様ですから、今後変化はあると思います。まずは最初期の広告の状況として、雑感とともに記録しておきます。