『費用対効果が見える広告』を読んだ

『費用対効果が見える広告 レスポンス広告のすべて』を読みました。顧客層に何かしらのアクションやコンバージョンを求める「レスポンス広告」のクリエイティブがどういう表現であるべきか、具体的なサンプルを山のように比較提示して、考察している内容(必ずしも結果をレスポンスの数字では出してはいないけれど)。

新聞のモノクロ全5段広告でのサンプルがほとんどではあるのですが、なぜこの表現ではターゲット層に響かないのか、具体的なサンプルと説明があるのでわかりやすいです。Webのバナー広告やランディングページ、企画広告のページの表現でも同じですね。こういうニーズがあり、振り向いてもらうにはこういう表現、というように、ロジックが明確。

WebであればA/Bテストなどで比較的負荷低く編集可能ですが、リアルな媒体の広告であれば豊潤な予算がなければなかなかそうはいかないので、こういうロジックを念頭に置いておく必要はあると思います。もちろん、ブランディング目的の広告ではこうはいかないですし、必ずしもこのロジックがすべて正解ではないですけれど。

本としておもしろいかはともかく、結果を求める広告に必要なロジカルシンキングの重要さを再確認。

費用対効果が見える広告 レスポンス広告のすべて (単行本(ソフトカバー))

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後藤 一喜
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