一人一音で数十人でギターやピアノで曲を演奏するという、思わず見入ってしまう驚愕の富士ゼロックスのCM。そのCMを下敷きに企業メッセージを伝えるコンテンツが「一人一音の演奏会」。
どこからがリアルでどこからがマーケティングなのか、ちょっと境界線(その有無も含めて)がわからないので、メモ程度に。
今日8/29、つじあやののライブに行ってきました。途中、つじあやのもCMに出演して演奏した「ヱビス<ザ・ホップ>」のCM曲「第三の男」を、みんなで歌ってみようということになり、ウクレレに合わせてみんなで「らーららーららー、ららー」と合唱。彼女のライブでは、観客にコーラスや口笛を求めたりすることはよくあることで、今日も雰囲気としてはそのような感じの流れでの一コマ。
ちなみに、その他の状況説明。
恵比寿にあるリキッドルームが会場だったのは偶然かも。
仮にサッポロのスポンサードがあったとしてもなかったとしても、彼女は同じように「第三の男」をやっていたかもしれません。少なくとも、そのライブではみんな楽しそうに頭を揺らしながら「第三の男」を合唱し(僕は後ろのテーブル席で見ていたので、前方の観客の様子がよく見えました)、そのおかげで会場の空気も少しあたたかくなりました。
ちなみに、僕はヱビスビールは大好きです(特にヱビス<ザ・ブラック>)。恵比寿で、CMにも出たつじあやのと一緒に「第三の男」を歌って、一体感を楽しむ……。
もちろん、気持ちいいですよ(酔っていませんでしたが)。まわりのファンも、ほとんどの人はヱビスビールは知っていたでしょうし、「第三の歌」を一緒に合唱し……。
僕らはつじあやののファンですが、いつの間にかヱビスビールのファンになった人も少なからず何人かいるんだと思います。
合唱しながら、そんなことをふと思っていました。
追記。つじあやのはインフルエンサーではないですね。言葉の定義論にはしたくないですが、彼女は依頼を受けてCMに出演していたので、自発的にアピールしているわけではないので、インフルエンサーマーケティングではなかったです。むしろ普通にファンマーケティング。
8/31さらに追記。ライブ後、JRで帰ろうと恵比寿駅で電車を待っていると、電車到着を知らせるあの「第三の男」のメロディーが…。
8/14か8/15か忘れましたが、テレビの朝の情報番組で、スポンサーがつけば無料でユニフォームを製作してくれるという「ゲットユニフォーム」が紹介されていました。以前にどこかで知った記憶はあるのですが、改めて調べてみました。
サイトによれば、ユニフォームに「ウォークバナー」と呼ばれる広告スペースを入れることで、無料でユニフォームを製作するとのこと。ただ、依頼してもすぐにユニフォームは製作されないようです。
広告批評2007年7月号の特集「Web広告10年!」の冒頭にある、電通の杉山氏のインタビュー「10年でWebはメディアになった」から。
Googleに代表される検索連動型広告をどのように捉えるかという問題。(中略)検索は従来の表現やメディアから発信する「面白い」とか「もっと知りたい」という動機があって初めて始まるわけだから、その手前にあるものがなくなるわけはないんです。(中略)広告って平明に言うと、クライアントが作った製品を、より魅力的な商品へ、いわば「商品化」する作業ですよね。検索行為はその作業が終わって初めて始まるわけだから、それ自体が新しいアイデアや価値を生み出すものではないんです。
ここで言う「広告」をWebサイトやバナー広告まで勝手に含めて捉えた上でですが(インタビューでの文脈は若干違うように思うのですが)、「広告とはクライアントが作った商品をより魅力的なものへ『商品化』する作業」というのには同感です。もちろんWebの世界だけで考えていても駄目だと思いますが、ユーザーにどうやってその製品の魅力を伝えるか、そしてどうコミュニケーションを働きかけるか。検索連動型広告は、あくまで明確なニーズを抱えたユーザーに対する訴求であり、そもそもそのニーズに気づかせたり発見させたりすることを頭に入れておかなければ、いい広告もWebサイトもできないのだと思っています。電通的な思想だとは思いますが、でもきっとそうだと思います。
嘘はついてはいけないですけどね。
好きな写真を使って、見慣れた缶のデザインに自分の顔を入れた待ち受け画像を作ろうというキャンペーン、ポッカコーヒーの「動く!俺の顔缶待受け」。ExciteのWebAD Timesの記事で知りました。いいですね。
4/27から、リクルートが「ホットペッパービューティー(Hot Pepper Beauty)」をスタートさせています。電車などで見かける広告でも、リカちゃんが大きくフィーチャーされ、すごく華やか。リカちゃんがサイトにいるだけでなんだかワクワク感が出てきて、ページを見ようとクリックしてしまうのではないでしょうか(キャンペーンやってますし)。
5/6の朝刊の新聞に、H.I.S.の「H.I.S.プラチナウィーク」と題した海外旅行キャンペーンの折り込みチラシが入っていました。5/7の朝からキャンペーンスタートとのこと。ゴールデンウィーク直後のキャンペーンという、なかなか面白い展開です。
出発時期が5月や6月中心なので、やはり一応はゴールデンウィークが仕事だった人に向けてのメッセージでしょうか。けれども、僕はこのチラシを見たのは島根県への2泊3日の帰省を終えて一夜明けた朝。帰省とはいえ、相方さんの実家への帰省なので、ほとんど旅行気分です。「なんだかんだ疲れるけれど、旅行もやっぱりいいね!」という気分だと、このチラシも思わず「どれどれ」と眺めてしまいます。
「次はどこへ行こうかね」という旅行意欲の冷めないうちに次の提案をしておくというのは、なかなか抜かりないですね。ええ、僕たちは年に何回も旅行できないので行きませんけれども。
とはいえ、その晩に島根県の地図を眺めながら、次に帰省したときに行きたい場所を思案していたのは内緒です。
少し前の話になりますが、4/27、WOM勉強会に参加してきました。プレゼンもさせてもらったのですが、9分30秒はあっという間でした。見事に最後の方は自爆しています。駄目駄目です。
とりあえずの反省点。
3/19、シックス・アパートの河野氏がプレゼンターを務めたネクサス・アドバンスセミナー「今そこにあるWOMマーケティングの危機~クチコミマーケティングの光と影」に行ってきました。
いわゆる口コミマーケティングはセンシティブなものであるがゆえ、安直に手掛けると「炎上」したりWeb自体の信頼性すら問われかねないので、もっと「正直に誠実に」向き合っていきましょうよというトーンのお話だったと思います。とてもよくまとまった内容でした。
その河野さんのお話を聞きながら、先週末の出来事を思い出していました。相方さんがネットで美容院を探していて、「ネットの口コミとかが全部嘘に見えて仕方がない」と言っていたのです。
PRの定義は、様々なメディアを通して一般大衆に対して影響を与え、何らかの行動、態度変容を促すというもので、これはブログ前後で変わりはないと思います。ですが、PRプロセスに対するブログの大きな影響は、「情報コントロール」にあると思います。
以前は、企業は少なくともメディアが発する自分達のメッセージをある程度コントロールすることができました。ブログはこの状況を完全に変えてしまいました。ブログは悪く言えば、何でもありの世界でブロガーは好きなことを書くことができ、それをPR担当者はコントロールできません。昔のPRモデルに慣れているPR担当者は、この現状を無理やり受け入れなければならない辛い立場にあると思います。