ニコニコ動画の大人気→中断→再開といった話題や、 YouTube関係のニュース(大統領選のコーナーができたり、BBCと提携したり)などを見てると、これまでの「いかに著作権を守るか/自社でまかなうか」から「いかにそこと組んでビジネスをしていくか」という方向に確実に変わってきていると思います。これまでのメディアや音楽/映画産業は、従来のビジネスモデルがうまくいかなくなってきていて、自社(グループ)内でコンテンツを流通させることに限界を感じてきているのでしょう。著作権というグレーな部分はあるものの、コンテンツの流通はアクセスの多い外部と組んでやってしまったほうが、コンテンツへの接触機会は圧倒的に増えます。
SNSブームは「反動期」へ?
SNSは、ハイプ曲線の「流行期」を終えて「反動期」に差しかかったのかもしれません。
ビデオリサーチインタラクティブによれば、SNSの訪問者数は増加しているものの、ページビュー、滞在時間、ともに減少しているとのこと。
SNSサイトの月間のユニークな推定訪問者数は2006年1月時点の241万人から倍増し、2006年12月時点では469万人に上った。ただし視聴動向をみると、SNS訪問者の1人あたりの月間平均視聴ページ数は2006年7月(522.6ページ)をピークに減少、2006年12月は約391ページだった。更に、月間平均滞在時間も2006年6月(3時間13分17秒)をピークに減り続け、2006年12月には約2時間34分となっている。
ブロガーはコントロールできない
PRの定義は、様々なメディアを通して一般大衆に対して影響を与え、何らかの行動、態度変容を促すというもので、これはブログ前後で変わりはないと思います。ですが、PRプロセスに対するブログの大きな影響は、「情報コントロール」にあると思います。
以前は、企業は少なくともメディアが発する自分達のメッセージをある程度コントロールすることができました。ブログはこの状況を完全に変えてしまいました。ブログは悪く言えば、何でもありの世界でブロガーは好きなことを書くことができ、それをPR担当者はコントロールできません。昔のPRモデルに慣れているPR担当者は、この現状を無理やり受け入れなければならない辛い立場にあると思います。
ビルコム調査「企業が宣伝のためにブロガーにお金を渡す」はNGなのかOKなのかの件
ビルコムが「企業とブロガーの関係に関する調査」の報告書を発表しています。
(以下のリンク先はPDFファイルです)
企業とブロガーの関係に関する調査 企業がブロガーに、積極的に情報開示することについて「賛成」72.0% 宣伝のためお金を渡す行為については「反対」44.5%
被ソーシャルブックマーク状況とRSSリーダーのブログ購読者数を調べるBookmarklet(ブックマークレット)
ITmedia Biz.ID:キミはブックマークレットを知っているか?
ITmedia Biz.ID のライフハック系の記事で「キミはブックマークレットを知っているか?」というタイトルの記事が数日前に上がっていました。「知っているか?」って聞かれてもねぇという感じなのですが、ちょっと妙なタイトルの記事ですね。
ブックマークって便利なのは便利なのですが、意外に頻繁に使うものはそんなに多くなく、結局整理して残ったものはすごく限られたものだったりします。そんな僕の手元に残ったブックマークレットの中から、被ソーシャルブックマークとブログ購読者数に関するブックマークレットを紹介します。
ユーザーとのコミュニケーション2.0
Web2.0 的サービスのコンセプトシート
「P O P * P O P」のエントリー「Web2.0的ビジネスコンセプトの作り方(WiReD版)」で紹介されていた、海外の雑誌 Wired の「Build a Web 2.0 Startup!」のコンセプトシートが素敵にまとまっているので、テキストに落とした上で日本語でもまとめてみました。
参照元:Web 2.0 Startup
Web2.0 を構成する各分野の要素が並んでいるので、サービスのアイデア出しのときに参考になると思います。
Yahoo! 類語辞書が便利
口ずさみ検索とリビングルーム・インターネット
勝手に僕が「口ずさみ検索」と呼んでみただけなんですが、ユーザーが歌うメロディで楽曲を検索できるサービス「midomi」がアメリカでローンチしたそうです。なんでも SNS と組み合わせているとか。
TechCrunch でニュースになった数日後に CNET でも取り上げていて、なんだかすごく面白そうで夜中にゴソゴソとマイクやらを出してきて試してみたんですが、うまくマイク音声が拾えません。EDIROL の UA-3 というマイク音声を USB 経由で取り込むものを使ってもうまくいかず(なんでそんなものを持っているのかはさておき)、実際に歌って検索を試すことはできませんでした。単にパソコンの調子がおかしいだけなんですが、残念。
SMO は、ソーシャルメディアへのユーザビリティと寛容さ
去年の9月に 「SMO (Social Media Optimization) という広い視点での取り組み」というエントリーで SMO について紹介しましたが、住太陽氏のブログのエントリーで紹介されているところによると、現在は幾人かの意見が加わり18にまで項目が増えているようです。