『戦略PR』を読みました

『戦略PR』

『戦略PR』を読みました。よい本だと思います。僕みたく「PR」の分野について知ってるようで実は知らないというか、体系的に理解していない人にとって、入門編の位置づけとしてはいい本だと思います。

「ブログみたい」「まとめサイト」という感想も、たしかに感じましたけど。

ということで、この本を読んでからいくつかのPR関係の本をアマゾンのカートに放り込みました。遅ればせながら、知見を広げてみたいと思います。

とはいえ、目から鱗という話があったわけでもないのですが、最後の方に「失敗するのはどんなときか」という気をつけるべき点が挙げられています。

続きを読む →

新刊書籍で動画プロモーション – 『過剰管理の処方箋』(かんき出版)

かんき出版のAさんから、「新刊書籍のWeb用のプロモーションで動画を作ったのですが、ぜひ市嶋さんの感想をブログで」というオーダーをいただきました。ということで、このエントリー記事は「依頼を受けて書いている、まだ読んでいない本のWebプロモーションの感想」です。

  • 感想を書いてほしいという依頼を受けて書いてます
  • まだその本は読んでいません
  • 何を書いてもよく、その内容についてかんき出版さんは事前のチェックはしない
  • 報酬はありません
  • Aさんとは前に一度(でしたっけ?)飲みに行ったことがあります

というのがちょっとした背景です。タイトルに「PR」と入れようか迷いましたが、まあ一種のPRには違いないんですが、なんとなく気分的にはかなり中立な感じで書いているのでやめました。あと、Aさんからは「あとで献本します」といただいたのですが、それを前提にして書くとなると僕の書くトーンも若干変わっちゃうので、感謝しつつも保留させていただきました。とまれ、ありがとうございます。

続きを読む →

企画したときに、効果測定の指標と方法とサイクルをちゃんと設定しなければいけない

『販促会議2008年11月号』の特集をざっと読んでのメモ。

何かプロジェクトを企画するとき、その効果検証のための指標と方法と検証サイクルまでをちゃんと設定しておかなければいけません。そのゴールはどうやって測るの?という話。指標はマネジメントの負担が少ないシンプルなもので、次の具体的な行動につなげやすいもの。

また、データはどんどんたまっていくので(インターネット関連は特に)、検証サイクルの短期間化と共有は大切。

もちろん結果を出すことも大事ですし、間違った効果検証からのミスリードも駄目ですが、「次の行動のための効果検証」という意識は持っておかないといけないと思います。

「やらないより、やっておけ」「やってしまって、良かったと思え」

PLAY・JOB (プレイ・ジョブ)

ポール・アーデン(Paul Arden)という人の『PLAY・JOB (プレイ・ジョブ)』という本を読みました。本屋さんで何気なく手に取り、簡潔だけど剛速球カーブが投げ込まれてくるようなメッセージがいいなと思い、買いました。

『PLAY・JOB (プレイ・ジョブ)』というのは日本向けの書名で、「仕事、楽しんでる?」というメッセージの帯が付いていますが、読み終わった感想としてはなんだかちょっと違います。原題は『Whatever You Think, Think The Opposite』。「正反対に考えろ」。たぶん「プレイ・ジョブ」とはちょっと違う。

「そんな波風立てない平凡な人生を送ってて、あんたの人生楽しいか? あん?」みたいなトーンで、強いメッセージがポンポン投げ込まれてきます。痛快、というかグザグザ。その辺の自己啓発本よりかなりやんちゃな感じ。

続きを読む →

文章の一行目は、二行目を読みたくなるように書く

『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』

『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』を読みました。コピーライター鈴木康之氏による、題名通りの文章の書き方の本。

文章の書き方についての本はこれまで何冊か読み、その都度「なるほど」と思うものの、自分の文章の上達具合はあやしい限りなのですが、この本はいままで出会ったこの類の本の中では一番勉強になりました。有名な広告コピーをネタに、読んでもらうための文章の書き方の、一番底辺のところを教えてくれます。

おもしろかったところを引用してみます。

続きを読む →

『12歳からのインターネット』を読みました

『12歳からのインターネット ~ウェブとのつきあい方を学ぶ36の質問』

Windows95が登場したのは1995年で、僕は大学生でした。もちろん義務教育と高校でインターネットが絡んだ授業はおろか、パソコンを使った授業を受けたことがないのですが、いま小学校や中学校でどんなインターネット(やパソコン)の授業をやっているんだろう。

ちなみに、大学で学んでいたのは教育学(ただし先生になるための学問ではない)。

『12歳からのインターネット』という本を読みました。小中学生はもちろん、小学校や中学校の先生や偉い人たちは、ひとまずこの本を読むべきだと感じました。

続きを読む →

本や音楽などのレビュー共有サイト crossreview を使っています

本や音楽などのレビュー共有サイト「crossreview(クロスレビュー)」を最近利用し始めました。サービスインのときにアカウントは取ったもののずっと放置していて、やっとその気になりました。

crossreview(クロスレビュー)
「○○さんに次にしてもらいたいこと」と次のアクションを提案してくれたりと、サイト内でのアクションの促し方がいいですね。レビューは100文字までという制限も肩肘張らなくていいです。

アマゾンのレビューと比較して、crossreviewではレビューしたユーザーのアイコンが大きめに表示されるので、そのレビュワーの顔が見えますね。あと「そのユーザーから購入する」という優しさ。

続きを読む →

『ビジネスマンのための「解決力」養成講座』を読みました

『ビジネスマンのための「解決力」養成講座』

最近どこの本屋さんに行っても平積みになっている本『ビジネスマンのための「解決力」養成講座』を読みました。経営コンサルタントの考え方の一片を知ることができます。

こころに残ったのは、「焦って答えを出してしまうのではなく(それじゃあ占いと変わらない)、仮説と検証の繰り返しで失敗確率を減らす(=成功確率を上げる)」というところ。失敗確率を減らすというところが僕にとってはポイントです。意識の違いかもしれませんが、「問題解決」という点ではとても大事だと思います。

続きを読む →

『Webマーケティング/広告戦略のセオリー』を読みました

『Webプロフェッショナルのための黄金則 Webマーケティング/広告戦略のセオリー』

書評はあまりやらないようにしていたのですが、やっぱり記録として残しておこうかなと最近は思うようになったので、しばらく試してみます。

『Webプロフェッショナルのための黄金則 Webマーケティング/広告戦略のセオリー』を読みました。住太陽氏が監修しています。

王道の話がきちんとまとまっているという印象でした。現場の実務で必要になるような細かいノウハウやテクニック的なことはあまり書かれていません。それを期待すると肩すかしを食らうと思います。

続きを読む →