Webの物書きのための類語、関連語のキーワードツールまとめ18選

僕が実際にときどきお世話になるものを中心に、類語、関連語、連想語、共起語などのキーワードツールを紹介します。

僕は、何かしらの原稿を書くとき(ライティング)での利用が多いのですが、リスティング広告の出稿キーワードなどでも利用できます。

辞書、独自エンジンによるシソーラス、類語、連想語

Weblio類語辞典

Weblio類語辞典

Weblio提供の類語辞典、シソーラス「Weblio類語辞典」。「類語玉手箱」と「Weblioシソーラス」を利用しているとのこと。「お隣キーワード」などの横展開がちょっとありがたいです。

Yahoo!類語辞書(Yahoo!辞書内)

Yahoo!類語辞書

Yahoo!辞書の中のひとつ「Yahoo!類語辞書」。Yahoo!辞書は、言葉の意味を調べるのによく利用しているので、その流れで類語辞書も利用しています。Weblio類語辞典よりも多く言葉を返してくることもあります。

連想検索エンジン reflexa

連想検索エンジン reflexa

Preferred Infrastructure提供の「連想検索エンジン reflexa」。独自に学習させたデータが元になっているとのこと。最近の話題のキーワードにはそれほど強くない印象ですが、一般的な言葉に対しては多くの言葉を返してきます。

類語.jp

類語.jp

言語工学研究所が提供する類語辞書検索サイト「類語.jp」。有料ツールなので、いまの時点では利用していないのですが、今後の利用を検討中のツール。20回分は無償で利用可能。

検索キーワードベースの関連語

Google AdWords キーワードツール

Google AdWords キーワードツール

Google AdWordsの公式のキーワードツール。関連するキーワードの月間検索ボリュームやその傾向、AdWordsでの上限クリック単価などを提示します。管理画面から利用可能。アカウントがない場合でもこのリンクから利用できますが、アカウントがある場合と内容が少し異なります。

Yahoo!リスティング広告 キーワードアドバイスツール

Yahoo!リスティング広告 キーワードアドバイスツール

Yahoo!リスティング広告の公式のキーワードアドバイスツール。関連するキーワードの月間検索数や検索ボリューム推移、属性別検索割合などを提示します。管理画面から利用可能。

キーワードウォッチャー

キーワードウォッチャー

クロスリスティング提供の公式の検索数調査ツール「キーワードウォッチャー」。goo、OCN、BIGLOBE、Niftyなど、クロスリスティング提携ポータルサイトの検索数データを使用し、関連するキーワードの月間検索ボリュームなどを提示します。無料でも制限付きで利用できますが、僕は残念ながら無料会員です。

Google Insights for Search

Google Insights for Search

グーグルが提供する公式の検索ボリューム動向調査ツール「Google Insights for Search」。該当キーワードの検索トレンドや他のキーワードとのトレンド比較を調べるのによく利用しますが、「人気検索クエリ」「注目検索クエリ」として関連するキーワードも10件ずつ提示してくれます。県別にフィルタも可能。

Übersuggest

Übersuggest

グーグル検索のサジェスト機能(入力補助機能)で表示されるキーワードを一覧で表示するというツール「Übersuggest」。これでもか、というぐらい出してくれます。

その他、サジェスト機能や関連キーワードを提示するWebサービス、サイト

その他、サジェスト機能や関連キーワードを提示するWebサービスはあります。目的や用途によっては、これらが提示するキーワードが有益な場合もあります。

他にもたくさんあると思います。

ブログベースの関連語、連想語、共起語

kizasi.jp

kizasi.jp

きざしカンパニーが提供する、ブログ検索&話題解析サービスの「kizasi.jp」。ブログでそのキーワードと一緒に使われる関連語(つまり共起語ですね)やその利用トレンドがわかります。ブログという領域とはいえ、共起語を提示するツールのひとつ。

kizasi.jp keygram

kizasi.jp keygram

同じくきざしカンパニーが提供する”コトバを見つけるキーワード検索ツール”「kizasi.jp keygram」。そのキーワードと関連するキーワード、それらをブログで利用する性別年齢などの属性情報(デモグラフィクス)、利用頻度(トレンド)などを提示します。癖があるツールですが、おもしろいツールです。

kizasi.jp きざし的フォークソノミー

kizasi.jp きざし的フォークソノミー
同じくきざしカンパニーが提供する、そのキーワードと一緒にブログで使われた過去の共起語を提示するツール「kizasi.jp きざし的フォークソノミー」。流行変遷の大きいキーワードで利用してみると、過去にどのようなものが流行ったのかがわかるツールです。

連想キーワード検索 renso

連想キーワード検索 renso

拙作、Cinci提供の「連想キーワード検索 renso」。前述の、連想検索エンジン reflexa と kizasi.jp のそれぞれのAPIを利用し、そのキーワードの連想語を提示します。

Yahoo!ブログ検索

Yahoo!ブログ検索

ちょっと毛色が違うかもしれませんが、ヤフー提供の「Yahoo!ブログ検索(ヤフー検索内)」です。至って普通なブログ検索ですが、ブログでの記述を元にした注目度の推移や、ポジネガの評判情報なども提示します。

gooブログ 評判分析

gooブログ 評判分析

NTTレゾナントが提供する「gooブログ 評判分析」。これも前述のYahoo!ブログ検索と同様、ブログでの記述を元にしたポジネガの評判情報やその推移、キーワードごとの比較ができます。

まとめ

数多く紹介しましたが、もちろん上に挙げたWebサービスをすべてを使う必要はありません。僕自身も、言葉を確認するための一般的な辞書と、できるだけ統一した表記の基準の確認としての「記者ハンドブック 新聞用字用語集」を利用する頻度の方が、上記のサービスを利用することよりも多かったりします。

記者ハンドブック 第12版 新聞用字用語集
一般社団法人 共同通信社 編著
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利用目的にあったもの、そして自分にとっての使いやすさで選べばよいと思います。

利用する際に気に留めてほしいのは、その情報やキーワードの根拠や出典は何なのか、どの程度サービス提供者による意図的な提示なのか、という点です。無条件に「ユーザーが使うキーワードなんだ」などと過信するのではなく、出典を理解した上で、あるいは参考程度に捉えた上で、利用しなければいけません。これは上記ツールに限ったことではなく、様々なサービス利用や情報を扱う際でも全く同じです。

最後におもしろいことを書き添えておくと、このエントリーを書くのに、上に挙げた類語や関連語のキーワードツールはひとつも利用しませんでした。参考にすることもあれば、参考にしないこともある、ということです。