プロのライターではない僕が文章を書くときに気をつけていること

ただの「ときどき物を書くレベル」の僕が文章を書くときに気をつけていること。

「ライター」でも「物書き」でもありませんが、業務上、文章を書くことが多いです。編集や校正をする人がいる仕事であればよいのですが、自身のブログやどこかで使用される「記事」「文章」は、適切なクオリティチェックがされずに公開されることもあります。文章の質をなんとか「読むに耐えられるレベル」にするには、まずは自分ががんばらなくてはいけません。

僕が文章を書くときに気をつけていることは、以下です。

  • 誤字脱字を減らす
  • 一文を短くする
  • どんどん削る
  • 漢字を「ひらく」
  • Web向けのルールを守る

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『記者ハンドブック 新聞用字用語集』で日本語の表記や表現を確認する

3~4年前から、『記者ハンドブック 新聞用字用語集』を使うようになりました。文章を書いていて、「この表現はひらがなに開いた方がいいのかな」「この場合の『あわせる』って、『合わせる』『併せる』のどっちだっけ」「『まね』『真似』『マネ』のどれ?」など、日本語の表記や表現を確認するのに重宝しています。僕が使っているのは、少し版が古いのですが、共同通信社のもの。

ライターでも何でもないのですが、「考え方を正しく伝えること」が仕事上不可欠なため、伝わりやすい日本語への意識が年々強くなっています。

先程メールで「真似」と書いて送信した後に、気になって調べてみたら「まね」と開くのが基準だそうです。まあ、その媒体や受け手の属性やその文章の雰囲気によっていろんな表現があっていいと思いますし、言語は生き物だと思いますので、間違いではないのですけれども。

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価値を伝えること

『ヤフー・トピックスの作り方』という本を読みました。1年前の本ですね。ヤフー・ニュースのトピックス編集部長が書かれています。

ヤフー・トピックスの裏側というか、どのようにしてトピックスが選ばれて、どう13文字に表現しているかという裏話もおもしろいのですが、考えさせられたのはメディアとしての社会的な意義や倫理観について書かれている部分。ひいては、コンテンツを発する側(企業のWebサイトや、たとえば僕のブログも)としての心がけにつながってきます。

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それは「おもてなしの言葉」か

先日、あるサービスからメールでご案内が届いたのですが、その件名にドキッとして、真っ先にそのメールをクリックして読みました。どんな件名だったと思います?

「(Webサービス名)ユーザー削除のご案内」

「えっ?」とちょっとなりますよね。何か利用規約に反することでもしたのだろうかとか、数秒間の短い間にいろんな思いが駆け抜けます。

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ビール、発泡酒、新ジャンルの何が「No.1」なのか

CMを見ていると、ビール(発泡酒、新ジャンル)のCMで「○○No.1」というコピーをよく見かけます。1番になることは確かに大事なのですが、この業界だけ妙に1番を競っているような感じもします。たとえば同じ飲料でも、缶コーヒーではあまり「売上No.1」というCMは見ませんしね(お酒以外では他社商品の販売状況がわかりにくいというのもあるのかもしれません)。

ということで、ビール、発泡酒、新ジャンルの何がどの分野でどう「No.1」なのか、整理してみました。

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そのブログを、少しだけ読みやすくする方法

そのブログのエントリー記事を、少しだけ読みやすくする方法。

読み返して読み返して、文章を手直しすること。

と一行で終わらせてしまっては伝わらないので、続けてみます。「文章の一行目は、二行目を読みたくなるように書く」というエントリーを書いて、じゃあ僕はどんなことに気をつけて文章(このブログ)を書いているんだろうと考えてみたのですが、結局は「読み返して手直し」を繰り返しているだけなんですね。

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文章の一行目は、二行目を読みたくなるように書く

『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』

『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』を読みました。コピーライター鈴木康之氏による、題名通りの文章の書き方の本。

文章の書き方についての本はこれまで何冊か読み、その都度「なるほど」と思うものの、自分の文章の上達具合はあやしい限りなのですが、この本はいままで出会ったこの類の本の中では一番勉強になりました。有名な広告コピーをネタに、読んでもらうための文章の書き方の、一番底辺のところを教えてくれます。

おもしろかったところを引用してみます。

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