人の名前は書き間違えないようにする

人の名前は書き間違えないようにしたいものです。

面と向かったときに名前を思い出せなかったり言い間違えたりするのは、記憶によるものなので多少は仕方がないと思うのですが(間違えない方がもちろんいいですよ)、書くときは気をつけたいものです。

例えば郵便で書類を送るときや挨拶状を書くとき、その人のメールの署名や名刺を確認しながら書くようにしています。面と向かっているときに間違えればその場で謝ることができますが、書いたものが相手に届いたときにはその場で謝ることができません。

というのもですね、僕の名字は「市嶋」ですが、よく書き間違いされます。僕に限らず「島」の旧字体「嶋」のつくみなさんの状況はよく似たものでしょう。上の写真のように、「山」に「島」と書かれることが頻繁にあります。正しくは「山」に「鳥」です。山にトリ。「嶌」も同じですね。

ちなみに、読み間違いもたまにあります。「いちばと」「いちどり」「いちなき」…。読み間違い、そして見間違い。

別に、間違われたからといって、その人に対する評価や接し方は変わらないのですが、えもいわれぬ「ああぁ…」というため息に似た何かが、口からほんの少し漏れるのは内緒です。

百貨店のギフトセンターや商品券売り場で働いていた時期があり、お名前をお伺いして紙に書くということをやっていたので、僕が比較的「気をつける」方なのかもしれません。高橋さんの「高」や、吉田さんの「吉」、「辺」「沢」「広」「浜」「国」の旧字体など、「気をつける漢字」はたくさんあります。いわゆる「はしごだか」や「土」に「口」と書く「吉」などは、インターネット上では通常使えない漢字ですが、「辺」の旧字体はものすごいバリエーションがあったりします(いろいろ聞き出すよりお客さんに書かせた方が早かったり)。

そういえば、昔の吉野家のサイトでは、テキスト部分の「吉」の箇所だけすべてgif画像という時代がありました。いまでも会社概要の社名の箇所にはただし書きがあります。

パソコンを使っていると漢字はそもそもあまり間違えなかったりします。でも、手書きで書く場合は、ちゃんと確認をしましょう。せっかくの手書きなんですから。人の名前なのですから。