ブログエントリー記事下の関連記事リンクのクリック率は1.48%

ブログのエントリー記事下にある関連記事へのリンクのクリック率を、自身のブログを参考に出している記事を知りました。

記事下にある「関連記事」のクリック率はどのくらい? 答え、3.37% - Publickey

こういう数字はあまり表に出てくることがなく、公表することはとても大事だと思います。ですので、このブログ「makitani.com」での関連記事リンクのクリック率も出してみたいと思います。

関連記事リンクのクリック率は1.48%(2009年10月実績)

このブログ「makitani.com」の場合、関連記事のリンクは上図のようにエントリー部分の下に表示されます。現在は該当カテゴリーの最新のエントリー記事が5つ表示されるようにしていますが、そのリンクのクリック率は以下のとおり。

makitani.com 2009年8月 2009年9月 2009年10月
エントリー記事 PV数合計 17,132 14,541 19,862
関連記事リンク クリック数 211 175 294
関連記事リンク クリック率 1.23% 1.20% 1.48%

2009年10月の数字で、関連記事リンクのクリック率は1.48%でした。ここには載せていませんが、この3ヶ月間の平均で1.32%。

ちなみに、リンクのクリック数はGoogle Analyticsのイベントトラッキングを利用して取得しています。母数は、トップページなどには関連記事のリンクは表示されないのでサイト全体のページビュー数ではなく、あくまで各エントリー記事のページビュー数の合計。
なお、9月は諸事情によりGoogle Analyticsが正しく計測できなかった時期が5日間ほどあり、若干少なめの数字になっています。

関連記事リンクのクリック率に影響する要素

この「クリック率1.48%」という数字、それなりにいろいろ考えてブログ内の回遊を高めようとしているので、まだまだ改善の余地はあるのですが、クリック率に影響する要素としては以下のようなものが考えられるんじゃないかと思います。

  1. 関連記事のタイトル(クリックの誘発性)
  2. 関連記事のピックアップの精度(内容の関連性)
  3. レイアウトや表現(リンクの視認性)

1番目の「関連記事のタイトル」は、下世話な言い方をすればどれだけキャッチーで魅力的な見出しにしてクリックを誘発させるかというもの。2番目の「関連記事のピックアップの精度」はちょっとシステム的な要件ですね。どれだけ内容に関連性のあるものを引っぱってきているかというもの。3番目の「レイアウトや表現」は、ユーザビリティ的な側面というか、記事を読んだ後にいかに視認性の高い状態で関連記事リンクを配置できているかというもの。

僕も、このブログにアクセスしてくれた人にはできるだけいろんなエントリー記事を読んでもらいたいという思いもあるので、回遊を高めるというのも大事な要素のひとつです。エントリーのタイトルも安直なものにならないように気をつけてはいますが、より古いエントリー記事を読んでもらえるような施策も必要ですね。いろいろと試行錯誤はしているのですが。

改善した際は、「いつ何を施したのか」を記録すること

さて、この直近3ヶ月の現状は把握できました。一般的にこの次のステップとしては「改善してクリック率を高めていく」ということになると思うのですが、大事なのは「いつ何を施したのか」をちゃんと記録することです。

アクセス解析で前後比較をする際、「いつどこで何が起きたのか」が把握できなければ、数字の差異の原因を推測することができません。2008年のMarkeZine Dayでジョイジョイの舘田智氏もそうおっしゃっていましたし(MarkeZine Day 2008レポート:「失敗に学ぶ!結果を生み出すアクセス解析の活用ヒント」)、石井研二さんも常々「Webマスターは日記をつけなさい」をおっしゃっています。

まあこのブログでもどれだけメモしてるかといえばあやしいところですが、Webサイトの分析と改善にはそのあたりもひとつ大事なところですよ、ということです(ちょっと今回は細かいところですが)。あ、ちょっとエントリーの本題からは外れてしまいましたね。

さてさて、エントリーが長くなってきましたのでこのあたりにしておきますが、他にもおもしろい数字がありますので、それは別のエントリーにて。