コンパクトデジカメの撮影モードに、「動物園モード」というのがほしいです。大きな重要はほとんどないので、あくまで淡い希望ですけど。
「動物園モード」に備わってほしいのは以下のようなもの。
- フラッシュは強制キャンセル。電源を切ってもその設定は維持
- 手前の柵や網ではなく、奥にいる動物に焦点が合う
- 比較的素早い動きをする被写体をちゃんと追え、速いシャッタースピードが切れる
3番目は正直どうでもよくて、とにかくなんとかしてほしいのはフラッシュの強制キャンセル。自分のデジカメにその機能がなくて困ってるというのではなくて(僕のリコーは普通にボタン一つでフラッシュのコントロールができ、設定は維持される)、カメラに詳しくない人たちのデジカメに備わってほしい。とにかく希望はそれひとつ。
動物園で動物を撮影する際は基本的にフラッシュNGなのですが、フラッシュをたいて撮影する人は結構な数います。どれだけサインや張り紙で注意してあっても、バシャバシャ光ります。動物にとってストレスなのはもちろんそうなのですが、見ているこっちも気になって仕方なくて、それはそれでストレス。ああなんとかしたい。
もう動物園側の対応もこれ以上は無理だろうなあというのは感じていて(人的にもサインとしても)、あと考えられるのはカメラメーカー側も巻き込んだ啓蒙活動と、カメラ本体への機能としての実装。
入園者の多い動物園であれば、スポンサーにメーカーがついて啓蒙も可能にはなるのですが、キヤノンがスポンサーになっている上野動物園でもそういった啓蒙活動はされていないように思います。
とはいえ、キヤノンのいいところは、「水族館モード」という機能がついているデジカメがあるところ。水族館でも動物園と同様にフラッシュに悩まされているのですが、キヤノンIXY DIGITALのいくつかには、「水族館モード」という撮影モードがあります。相方さんのカメラを選んでいるときに知りました(実際どのような機能なのかはよく知らないのですが)。
でも、こういった機能は使いこなせないと使えませんし、その機能の存在自体に気がついてもらえないことだってあります。そこはもう、水族館/動物園とメーカーがタッグを組んで現地で啓蒙活動してもらうようにしないと。
なんかうまいことできないかなあ。週末にメーカーがデジカメプリントの出張サービスみたいなのをして、「動物をきれいに撮るコツ」みたいなちょっとしたアドバイスをしてくれたりすると、そこでのコミュニケーションでかなりカバーできるかもしれない。品川のエプソンの水族館は一度行ったけど、そういうことはしているのか知らん。
動物のショーをやるところでは、MCの人がうまくコントロールしていたりしますね。島根県のしまね海洋館アクアスでのシロイルカのショーのときは、MCが結構柔らかいトーンではあったもののシビアにフラッシュには注意していました。
そういう周辺のサポートやバックアップなんかをしてみたいです。みんなに動物園に行ってほしいし、そこに行った人も動物園側もそれぞれハッピーになれる仕組みを作る手伝いをしてみたい。ちょっとそういうことを考えています。