サイゼリヤが考える「おいしさ」の5つの要素

本屋さんで立ち読みをした本(ムック)に、サイゼリヤの正垣会長が載っていて、「おいしさ」を測る軸について話していました。そうそう、僕がかつてサイゼリヤにいたときもこの話は研修や調理長などからよく聞いたなあと、懐かしくなったり。

サイゼリヤが考える「おいしさ」の5つの要素

サイゼリヤは、おいしさを5つの要素(軸)で考えます。

  • Look (ルック) 見た目
  • Aroma (アロマ) 口に入れる前の香り
  • Taste (テイスト) 味
  • Flavor (フレーバー) 口に入れたときの香り
  • Price (プライス) 価格

僕はこの話が好きで(というもののすっかり忘れていたのですが)、この5つのバランスだったり、たとえばどれか2つが突出していたり、そういったいろんな組み合わせで「おいしさ」は決まってくるのだ、1つの「おいしい」という軸ではないのだ、というものの見方が気に入っています。

「おいしさ」は1つの「おいしい」という軸ではない

単純に点数の合計の問題でもないだろうし、組み合わせだったりバランスだったり、人によって違ういろんな「おいしさ」もあったりするのだと思います。

たぶんですが、この5つの要素がどれも平均点だと印象に残らない「おいしさ」になったり、一方でどれも平均点以下なのにテイストとフレーバーだけズバ抜けて高得点だったりすると、印象に残る「おいしさ」になったりすることもあるのではないでしょうかね。

たとえばWebサイトの価値だって、ページビューという一要素だけで測るのではなく、平均ページビューや滞在時間や訪問頻度や、あるいは収益の面だったりユーザーの満足度だったり、そのサイトにふさわしいいくつかの要素で捉えて、いろんな形の価値があっていいはずだと思います。

サービス業での接客の経験は、僕のいまにすごく役立っている

僕は、インターネットの領域での仕事に携わって8年目とかになるのですが、社会人としてのスタートは飲食業でした。新卒としてレストランチェーンでの接客と調理、その後いろいろ細切れの節目があって、百貨店での接客があって、そしてやっと2002年にWeb制作会社へ。
振り返って、そのいわゆるサービス業での接客の経験は、いまの僕にすごく役立っていると思っています。寄り道でも何でもなく、踏みしめた道として僕の中でしっかりと血肉になっていると思っています。

  • 「お出迎え」と「お声掛け」というおもてなし
  • お客さんと波長を合わせてのコミュニケーション

マーケティングを考える上で、それはなくてはならない要素。

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気づくこと、気遣うこと(そしてそこにはこころの余裕が必要かもね)

つばめKITCHEN

先日、丸の内オアゾにある「つばめKITCHEN」に行きました。洋食の「つばめグリル」の別形態?のお店ですかね。メニューはほとんど同じようなものだと思うのですが。

「つばめグリル」は関西にはないお店で、東京に来てからずっと行きたいなと思っていたのですが、機会がなく3年ほどが経ち、ひょんなタイミングで行くことになりました。

料理は期待していた以上においしく、相方さんといたく満足したのですが、もうひとつ素敵だなと思ったのが接客。よく気づくし、気遣っているのをとても感じました。

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ま、とりあえずコーヒーでも – カルディコーヒーファーム

カルディコーヒーファーム

カルディコーヒーファームの店舗では、よくコーヒーの試飲をやっているような印象があります。しかも大盤振る舞いというか、じゃんじゃん振る舞っているような印象で、「店内で飲んでくださいねー」の声に誘われてついつい店内へ。

コーヒー豆だけじゃなく、ちょっと珍しい食材や海外の輸入食材がたくさん並んでいるので、見ていてとても楽しいですし、ついうっかり手に取ってしまいます。コーヒーの香りを誘い水に、「ま、とりあえずお店の中へ」。店舗内にお客さんを誘導したらもうこっちのものですよ、と。

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サンマルクカフェとサンマルクとチョコクロと

サンマルクカフェ チョコクロ

板チョコの入ったクロワッサン「チョコクロ」のあるサンマルクカフェ。チョコレートのクロワッサンという、言ってしまえばそれほど目新しさや珍しさを感じさせないものを看板に据えていて(実際に看板のエンブレムに入ってる)、結構おもしろいなあと思っていました。コーヒーよりもパンが売りなんです、というところが。

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スティックシュガーは真ん中で半分に折って開けよう

ファミレスやコーヒー屋さんでコーヒーを飲むときに心掛けていること。砂糖を入れることはあまりないのですが、甘くして飲みたくなったとき、スティックシュガーであれば真ん中でポキッと半分に折るようにして入れます。

なぜかって?

店員さんが片付けやすいように。

半分に折るだけであれば、スティックシュガーの紙ゴミは「ひとかたまり」で済ますことができ、店員さんが後片付けするときに楽なのです。真ん中で半分に折っても大抵はちぎれず、ちぎれたとしてもゴミとしてまとめやすい。

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スターバックスと僕とのエンゲージメント

スターバックス ディスカバリーズ 京都 抹茶ラテ (試飲)

昨日、スターバックスでコーヒーを飲んでいたら、試飲でスターバックス・ディスカバリーズの京都抹茶ラテというのをいただきました。コンビニ向けのチルドカップコーヒーの新しいラインナップだそうです。シアトル、ミラノ、パリときて、今度は京都。なので抹茶。

栞もいただきました。ちょうど本を読んでいたのでありがたく使わせてもらいます。

スターバックス ディスカバリーズ® 京都 [抹茶ラテ]

スターバックスに行くときは大抵コーヒーを頼みます。抹茶系のものはたぶん飲んだことがないので嬉しかったです。おいしいですね。

スターバックスとかでは、店内が静かでゆったりした席で落ち着けないと元を取れた気がしないのですが、この日は気持ちよく休憩できました。店員さんの接客もパーフェクトでした(店員さんウォッチがどうしても癖なので)。ちなみに新宿サブナード店です。

気に入ったところでちょっとスペシャルなことが起きると、ブログにこんなことを書くという典型的なエントリー記事の例。エンゲージメント。

あ、そんなにスタバに行っているというわけではないです。やっぱりちょっと高いし。

お互いのハッピーを探ろうとするコミュニケーション

例えばレストランで、店員さんに「このお皿下げてください」とお願いしたときに、その店員さんの片手がこれから違うテーブルに運ぶ料理のお皿でふさがっていたとして、

「あ、はい」ととりあえず受け取るのと、

「あ、ちょっと待ってくださいね、すぐまた来ますので(笑顔)」とその場は受け取るのをやめるのと、

どちらもある種のコミュニケーションだと思いますが、お互いのハッピーを探ろうとするコミュニケーションは後者だと思います。

会社の近くのa Cave(エーケイブ)というお店で昼ごはんを食べ、お茶を飲みながらぼんやり考えていたこと。まあ、よくある話だと思いますが。

ちなみに、a Caveさんの店員さんは素敵です。

消費者中心時代 – モスバーガーの企業メッセージのパネルから

写真はモスバーガーの店舗内にある、モスバーガーの企業メッセージを伝えるパネルです。どれだけお客様のことを思って丁寧にサーブしているか、押し付けがましくないギリギリのメッセージで、非常にさりげなく、むしろ素敵な見せ方をしていると思います。

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吉野家の「吉ブー」が引退?

アイデアマンズブログ[創業編]BETA版経由で、知りました。吉野家の豚丼サポーターキャラクター「吉ブー」が、アメリカ産牛肉の輸入再開に伴う牛丼の復活で、引退してしまいそうとのこと。

牛丼の代替品として登場し新しい固定ファンを根付かせた豚肉による丼飯こと「豚丼」が、牛丼の復活に伴い引退する可能性が出てきた。

牛丼復活の影でひとつのさみしい動き、豚丼の「吉ブーさよなら物語」が公開中:Garbagenews.com

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