Webサービスに必要なのは、豊富な機能ではなくて、ボタン一つだけといったシンプルさかもしれない

脊髄反射で書いています。

「誰にでも使える」ことを目指すWebサービスに必要なのは、機能の豊富さではなくて、ボタン一つだけというようなシンプルさかもしれません。そのWebサービスでできることは一つとか二つとかでもいいのです。すごくわかりやすければ。

一般の人は普通1日4~5時間もパソコンの前に座らないわけですから(モバイルではもっとインターネットに接しているのでしょうけれど)、ボタンいっぱいメニューいっぱい機能いっぱいのWebサービスは、面と向かった時点での印象は「よくわからない」だと思うんですね。そしてその時点でもう使おうと思わない。

続きを読む →

スターバックスと僕とのエンゲージメント

スターバックス ディスカバリーズ 京都 抹茶ラテ (試飲)

昨日、スターバックスでコーヒーを飲んでいたら、試飲でスターバックス・ディスカバリーズの京都抹茶ラテというのをいただきました。コンビニ向けのチルドカップコーヒーの新しいラインナップだそうです。シアトル、ミラノ、パリときて、今度は京都。なので抹茶。

栞もいただきました。ちょうど本を読んでいたのでありがたく使わせてもらいます。

スターバックス ディスカバリーズ® 京都 [抹茶ラテ]

スターバックスに行くときは大抵コーヒーを頼みます。抹茶系のものはたぶん飲んだことがないので嬉しかったです。おいしいですね。

スターバックスとかでは、店内が静かでゆったりした席で落ち着けないと元を取れた気がしないのですが、この日は気持ちよく休憩できました。店員さんの接客もパーフェクトでした(店員さんウォッチがどうしても癖なので)。ちなみに新宿サブナード店です。

気に入ったところでちょっとスペシャルなことが起きると、ブログにこんなことを書くという典型的なエントリー記事の例。エンゲージメント。

あ、そんなにスタバに行っているというわけではないです。やっぱりちょっと高いし。

マタニティな人向けサービスの「出産おめでとう」の自動メッセージはむずかしい

お会いしたことはないのですが、ずっと読んでいるブログ148cmを書いているデザイナーのきこさんが無事赤ちゃんをご出産。きこさんと旦那さん、おめでとうございます。赤ちゃんいらっしゃいませ。
で、きこさんのブログをずっと読んでいてちょっと気になったのが、マタニティな人向けのサービスから送られてくる自動メールの話。

出産予定日を過ぎて一日目。まだ妊婦のまま。妊婦から卒業してしまったのは私本人ではなく私が登録している妊娠・出産情報を無料配信しているインターネットサービス「プレママタウン」と「baby center」。どちらも「出産おめでとう!」のサインが出ている。すごくむなしい。

148cm | 出産予定日経過・1日目

僕は使ったことがないから推測だけど(あたりまえか)、たぶん出産予定日とかを登録するんだと思います。それに合わせて「出産予定日まであと○○日ですね」といったメッセージをメールなどでフォローして、出産予定日には「おめでとう」メッセージを送る、といった感じ。

でも、このあたりってすごくデリケートでセンシティブなところだから、むずかしいなとも思います。いろんな状況があるだろうから、あまり脳天気にメッセージを出すというのもちょっと乱暴かもしれません。もちろんこのあたりは運営側もきっと気を遣っている部分だと思うし、できるだけ丁寧にやっているんだろうけれど、結婚とか出産とか、自動でメッセージを出すところは「受けとったときにどう感じるか」をよく考えなければいけないと思います。むずかしいです。

ブログで「自分が知らせたいことは書かない」

自分が書きたいことを書くから自分のブログじゃないかと一見思えるのですが、そこに落とし穴があるかもしれないよという内容のエントリー記事。

ビジネスブログ・店長ブログが失敗する決定的な1つの理由 – AMN「第4回ブロガー勉強会」に参加してきました – ALPHA LABEL

「自分が知らせたいこと」「自分が書きたいこと」と「単なる宣伝・告知」が内容として近い場合は、確かに仰る意味は理解できます。気をつけたいところです。

続きを読む →

企業サイトでのコミュニケーション、あるいはおもてなし、そしてそれの基盤について

企業サイト(コーポレートサイト)は、より多くのことを求められるようになってきました。

「とりあえずホームページを持っておく」という時代が過ぎ、「どのように顧客やユーザーに情報やメッセージを届けるか」というステップを経て、「顧客の反応を受け止めた上でそれにどう応えるか」という段階に進んでいる企業さんもあるかと思います。

自分たちが発信したい情報だけを提供するのではなく、いまその時点で企業サイト(もはや企業そのもの)に何が求められていて、それにどう応えることができるのかというコミュニケーションのレベルを見られていると思ってもよいと思います。

最近の不祥事などでの企業サイトにおける対応を見ていて、テレビや新聞などのマスメディア以外でその企業がどんな会社なのかを手軽に知ることができるのはまずウェブサイトであって、そこでのコミュニケーションレベルが低ければ、その企業のブランドは意外にもろく崩れてしまいかねないと感じます。

続きを読む →

お互いのハッピーを探ろうとするコミュニケーション

例えばレストランで、店員さんに「このお皿下げてください」とお願いしたときに、その店員さんの片手がこれから違うテーブルに運ぶ料理のお皿でふさがっていたとして、

「あ、はい」ととりあえず受け取るのと、

「あ、ちょっと待ってくださいね、すぐまた来ますので(笑顔)」とその場は受け取るのをやめるのと、

どちらもある種のコミュニケーションだと思いますが、お互いのハッピーを探ろうとするコミュニケーションは後者だと思います。

会社の近くのa Cave(エーケイブ)というお店で昼ごはんを食べ、お茶を飲みながらぼんやり考えていたこと。まあ、よくある話だと思いますが。

ちなみに、a Caveさんの店員さんは素敵です。

「みんなで作っている」と感じさせること

12月14日の金曜日、夜遅くに帰宅すると、相方さんがテレビで「探偵ナイトスクープ」を見ていました。東京でこの番組を見られると思っていなかったので、びっくり。聞けば、TOKYO MX(東京MXテレビ)だという。デジタル放送でなぜか最近になってTOKYO MXが見られるようになったのですが、嬉しい限り。Wikipediaによれば、2週間遅れの放送らしい。金曜日はこれからは「探偵ナイトスクープ」を見つつ、「タモリ倶楽部」だな。

この番組、視聴者から寄せられた依頼を探偵局員が依頼人とともに調査して解決していくという番組なのですが、一般の人を巻き込んで「みんなで作っている」感がたっぷりあるよなあと、見ていて改めて感じます。そもそも、視聴者からの(素晴らしくもばかばかしい)依頼ありきの番組なので、それはそうなのですが、依頼人と一緒になって探偵局員(芸人・タレント)が解決していく様、むしろ探偵局員が依頼人に振り回される様は、「作られたものではないおもしろさ」を感じます。

ソーシャルメディアと呼ばれるもの、あるいは最近聞かなくなった感じもしますがCGM/UGCと呼ばれるコンテンツなど、APIを使ってとりあえず形だけ整えるとかだけじゃなくて、そこに関わる人たち参加している人たちが「みんなで作っている」感が感じられないといけないんじゃないかなと思います。

もちろんこれは、自分にも向けたメッセージとして。

「探偵ナイトスクープ」、Wikipediaの項目は「冗長でまとまりに欠ける」と現在なっていますが、らしいなと思います。

コミュニケーションに必要な肴=タグ?

広告β:コミュニケーションの本質を垣間見た

いつも読んでいる広告βさんの「コミュニケーションには肴が必要だ」というエントリー。素晴らしい。その通りかもしれない。

たぶん、コミュニケーションには、「肴(さかな)」が必要なんだろう。
それは井戸のようなもので、それを含めて、コミュニケーションのはずだ。
そしてこの「肴」は、その都度、名前や様態を変える。

広告β:コミュニケーションの本質を垣間見た

続きを読む →