データドリブンな組織には、テスティング(A/Bテスト)の文化が重要
2010-12-22
データドリブンで動くチームや組織には、A/Bテストなどの「テスティングする文化」の有無がすごく重要なんじゃないかなというお話。
ECナビさんのECナビUIO戦略室ブログ。A/Bテストや多変量テストの実際のデータを公開している、非常に貴重で、そして重要なサイトです。日本のサイトではあまりないですよね。
ここで公開されているA/Bテストの「結果」そのものが重要なのではありません。公開されているデータは、ECナビさんのビジネスに直結する実際のサイトで展開されているものなので、もちろん彼らは本気で取り組んでいますが、残念ながらこの「結果」だけを鵜呑みにして表面だけをまねても、うまく当てはまらないでしょう。
重要なのは「テスティングの文化」。このブログをご担当されている春元さんと榎本さんに先日お会いし、少しお話ししたのですが、10~20名ほどいらっしゃるクリエイティブのメンバー全員が、テスティングして改善していくという考えを持っているとのこと。春元さんがマニュアルを作成して、Googleのテスティングツール Google Website Optimizer を全員が使っているそうです。これはちょっとあまり聞かない話。
ブログに掲載されているテスティングの結果そのものについては実はあまり興味はないのですが、この取り組む姿勢はすごいなあと、夏頃のブログの発見からずっと感じていました。これが組織として展開されているということ、そしてこの小さな改善の積み重ねはかなり大きいはず。
結果の扱いはやはりむずかしいですね。様々な要素が絡んでいるので、結果をそのまま横展開してもいいのかの判断はやっぱりむずかしいと思いますから。とはいえ、自分たちの感覚だけでデザインやレイアウトを決めるのではなく、結果のデータを踏まえて次へ次へと改善を繰り返していくという姿勢、そしてそれが組織として動いていることが驚き。口先だけではない、まさにPDCA。
ブログでも紹介されているClickTaleや、フィードバック管理分析ツールのKampyleなどの海外のツールも、直接ベンダーさんにコンタクトを取って導入しているとのこと。
春元さんと榎本さんとは立ち話程度だったのですが、チームとしてすごくよい形で進められているように感じました(そしてそれは予想通りでもあったのですが)。チームに思想を根付かせること。データドリブンで動くチームのひとつの形を見たように思います。
※ECナビさんにはなぜだかご縁があって、僕がソーシャルブックマークのBuzzurlのインタビューで掲載していただいたり、そのお返しにと代表の宇佐美様に僕がインタビューさせていただいたりと、そんなこんながあったりしました。ええと、このエントリーは別にペイパーなんたらではないですから。
いちしま泰樹
Webマーケティング・コンサルタント、Webアナリスト。
データ分析やWeb解析(アクセス解析)を軸としたサイト内の改善、集客施策改善を支援しています。本名、市嶋泰樹。仕事のご依頼は Cinci まで。
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