サッポロ 麦とホップ「私には、ビールです。」

サッポロの「麦とホップ」というお酒のメインのコピーは、「私には、ビールです。」。でも、「麦とホップ」はビールではなく、「新ジャンル」(とメーカーがそう呼んでいる)の分野のお酒。田村正和さんが「ビール歴44年の私が、不覚にも、ビールと間違えてしまいました。」と言ってしまうくらい、ビールに似ているらしいお酒、だそうな。

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メールの署名に入れる広告文

月曜日の朝の電車の中でぼんやり考えていたこと。メールの署名の上下などに「広告」や「宣伝」や「PR」を入れることはポピュラーな方法と思いますが(誰かの特許だとかいうのは横に置いといて)、内容や「広告文」「PR文」はについてあまり深く考えられていないのではないかな、と。

僕も挿入したりやめたり行き当たりばったりですが、その月曜日からメールの署名に会社のPR文を入れてみました。

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そのキーワードは、あなたが声を掛けようとしている人たちを振り向かせるものですか?

日曜日、家の近くのドラッグストアの目薬のコーナーでのこと。販促用の小さなモニターから某目薬のPRで音声付きの映像が流れているのが聞こえてきます。「○○○○は、アクティブエイジのための、高機能目薬です」。

「アクティブエイジ」。

その言葉を耳にしたときは、たぶん僕はそこ(ターゲット)には含まれないだろうなと曖昧ながら思ったのですが、いまひとつ確信はありません。Googleで検索すると、やはりどうやら「活動的なシニア層」のようですが、青年アクティブライフ総合保険と銘打った商品名でもあったりするようなので、文字通り「活動的な人生(を送っている人)」なのかもしれません。でも、おそらく元気いっぱいのご年配の方々なのかなとは思いますが。

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広告とはクライアントが作った商品をより魅力的なものへ「商品化」する作業

広告批評2007年7月号の特集「Web広告10年!」の冒頭にある、電通の杉山氏のインタビュー「10年でWebはメディアになった」から。

Googleに代表される検索連動型広告をどのように捉えるかという問題。(中略)検索は従来の表現やメディアから発信する「面白い」とか「もっと知りたい」という動機があって初めて始まるわけだから、その手前にあるものがなくなるわけはないんです。(中略)広告って平明に言うと、クライアントが作った製品を、より魅力的な商品へ、いわば「商品化」する作業ですよね。検索行為はその作業が終わって初めて始まるわけだから、それ自体が新しいアイデアや価値を生み出すものではないんです。

ここで言う「広告」をWebサイトやバナー広告まで勝手に含めて捉えた上でですが(インタビューでの文脈は若干違うように思うのですが)、「広告とはクライアントが作った商品をより魅力的なものへ『商品化』する作業」というのには同感です。もちろんWebの世界だけで考えていても駄目だと思いますが、ユーザーにどうやってその製品の魅力を伝えるか、そしてどうコミュニケーションを働きかけるか。検索連動型広告は、あくまで明確なニーズを抱えたユーザーに対する訴求であり、そもそもそのニーズに気づかせたり発見させたりすることを頭に入れておかなければ、いい広告もWebサイトもできないのだと思っています。電通的な思想だとは思いますが、でもきっとそうだと思います。

嘘はついてはいけないですけどね。

ソフトバンクの「mixi足あとページ」広告

mixi の「最近の足あと」ページの広告に、ソフトバンクのホワイト家族24の広告が入っています。おもしろいのは、mixi の「足あと」をネタにしている点。mixi をちゃんとモチーフにしてます。ここに入る広告では初めて「おっ」と見入ってしまいました。クリックしたのも初めてですね。左右の枠の連動も生きていると思います。

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リカちゃんマジック – ホットペッパービューティー

4/27から、リクルートが「ホットペッパービューティー(Hot Pepper Beauty)」をスタートさせています。電車などで見かける広告でも、リカちゃんが大きくフィーチャーされ、すごく華やか。リカちゃんがサイトにいるだけでなんだかワクワク感が出てきて、ページを見ようとクリックしてしまうのではないでしょうか(キャンペーンやってますし)。

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ゴールデンウィーク明けの海外旅行キャンペーンの意味

5/6の朝刊の新聞に、H.I.S.の「H.I.S.プラチナウィーク」と題した海外旅行キャンペーンの折り込みチラシが入っていました。5/7の朝からキャンペーンスタートとのこと。ゴールデンウィーク直後のキャンペーンという、なかなか面白い展開です。

出発時期が5月や6月中心なので、やはり一応はゴールデンウィークが仕事だった人に向けてのメッセージでしょうか。けれども、僕はこのチラシを見たのは島根県への2泊3日の帰省を終えて一夜明けた朝。帰省とはいえ、相方さんの実家への帰省なので、ほとんど旅行気分です。「なんだかんだ疲れるけれど、旅行もやっぱりいいね!」という気分だと、このチラシも思わず「どれどれ」と眺めてしまいます。

「次はどこへ行こうかね」という旅行意欲の冷めないうちに次の提案をしておくというのは、なかなか抜かりないですね。ええ、僕たちは年に何回も旅行できないので行きませんけれども。

とはいえ、その晩に島根県の地図を眺めながら、次に帰省したときに行きたい場所を思案していたのは内緒です。