Google Analyticsのトラッキングコードga.jsで検索エンジンを追加する方法 (2)

2011年3月4日追記。このエントリーの内容は最新ではありません。最新の内容は、下記URLを参照ください。

Google Analyticsに検索エンジンを追加する | レポート、コラム、資料ダウンロード | Cinci

Googleのアクセス解析ツール、Google Analyticsの検索エンジンの項目に、gooやBiglobe、Niftyなどを反映する方法のメモです。今年の1月のエントリーの改訂版。むしろ他エントリーの紹介です。

昨年1月のエントリーを書いた後、いくつか別の方法のフィードバックをいただきました。僕のエントリーも、Biglobeなど経由のクエリが取得できなかったり、書いた後にNiftyも仕様が変わったりで、内容としてはボロボロですね。他の方々もいろいろチャレンジしていたようですが、Googleの仕様を活かしつつ、かつスマートなものとして、creazy photograph で紹介されている方法がいまのところベストだと思います。

Google Analytics の検索エンジン定義と独自の検索エンジンを追加する方法 ::: creazy photograph

このブログに3週間ほど導入してみましたが、ほぼ取得できています。3週間のうち、Google Analyticsの検索エンジンの「search」にまとめられたものは3セッションのみ。

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アクセス解析の29の指標(暫定) – WAA Standards Analytics Definitionsが改訂へ

WAA (Web Analytics Association) が昨年2007年8月に発表した26のアクセス解析の指標を改訂するようです。

New Standards Definition Doc | WAA Blog

現在は草稿の段階で、フィードバックを今年2008年いっぱいまで受け付けてから最終のものを発表する模様。
なお、昨年発表された26のアクセス解析の指標を翻訳したものはこちら

9月22日付で暫定的に発表された29の指標を挙げておきます。

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MarkeZine Day 2008レポート:「失敗に学ぶ!結果を生み出すアクセス解析の活用ヒント」

9月12日に参加したMarkeZine Day 2008のセミナーの中から、「失敗に学ぶ!結果を生み出すアクセス解析の活用ヒント」のレポートです。ジョイジョイ株式会社(ぐるなびウエディング)の舘田智氏によるものです。

一応僕もこのあたりを軸足としてずっと仕事をしているのですが、実際にアクセス解析を導入する側の企業のこういったお話を聞くのは、僕は初めてだと思います。ツールを提供するベンダーさんの視線ではなく、どう試行錯誤して、結果こういったことに気をつけた方がいいということがわかったという流れは非常に説得力がありました。おもしろかったですし、違う視点でのヒントをたくさんいただきました。

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『Web STRATEGY vol.17』のアクセス解析特集に協力しました

MdNから8月18日に出た『Web STRATEGY vol.17』のアクセス解析の特集「アクセス解析で組み立てるWeb戦略」に、4ページほど記事を書かせていただきました。アクセス解析の指標の意味と、ビジネスでのその捉え方を簡潔にまとめています。

以前のエントリー記事「Webサイトのアクセス解析で、押さえておくべき26の指標」から派生した内容でちょっと申し訳ないですが、内容を掘り下げはじめるときりがないのでほどほどにしています。

声を掛けていただいた dIG iT のあんけいさん、本当にありがとうございました。お互いのブログやTwitterやTumblrでは繋がっているのに、実はお会いしたことがないというのも不思議でおもしろいです。ぜひ今度お会いしましょう。

アクセス解析のサイト滞在時間では、直帰した人の分は「0」として計算されている

アクセス解析の「平均サイト滞在時間」には、直帰した人の分は含まれていません。いや、含まれているのですが、滞在時間「0」として含まれています。

たとえば、ウェブサイト全体の直帰率が40%だったとして、ユニークセッションの40%のアクセスのそれぞれの滞在時間は「0」として計算されているはずです。

大抵のアクセス解析ツールでは、ページの滞在時間は「あるページにアクセスした時間」と「その次にアクセスしたページの時間」の差分で算出されています。ウェブサイト全体の滞在時間であれば、その数字の積み重ねです。たとえばGoogle Analyticsでも同様で、ちょうどそれにまつわる話題のエントリーがあがっています。

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「栄二郎」と「英辞郎」

ヤフーで「栄二郎」と検索すると、「英辞郎ではありませんか?」と尋ねられ、

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その提示された「英辞郎」のリンクを辿ると、(もちろんですが)英辞郎を提供しているアルクのウェブサイトがオーガニック検索では1位に出てきます。

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アルクのウェブサイトのアクセス解析の検索キーワードでは「英辞郎」がおそらく上位だと思うのですが、どれだけヤフーに「英辞郎ではありませんか?」と言われて辿ってきたのか、どれだけグーグルさんに「もしかして英辞郎」と言われて辿ってきたのか、正確のところはわからないと思います。

つまり、アクセス解析の「検索キーワード」の項目は、ウェブサイトになんとか辿り着いたキーワードであって、ユーザーがよく使っているキーワードではない可能性があるということでもあるのですが。

「英辞郎」って単語は、ATOKですら標準の辞書に登録されていないですし、「みんなちゃんと英辞郎って打ってるんだねー」ということではないと思います(ATOKでは、はてなダイアリーキーワードとの連携で出すことはできます)。

いっそのこと、「えいじろう」で変換される可能性のあるキーワードにリスティングを一斉にかけて、どういう間違い変換が多いのか調べてみたらおもしろいんじゃないかなと思いました。って、もうそんなこと既にされたのかもしれませんが。

ちなみに「英二郎」「英次郎」ではリスティング広告を出していますね。ヤフーでは「英次郎」でオーガニック検索で1番目、グーグルでは「英二郎」でも「英次郎」でもオーガニック検索で1番目でした。

ヤフーのアクセス解析「Yahoo!ログール」はデフォルトでちょっと見せすぎ、かも

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ヤフーさんが「Yahoo!ログール」というアクセス解析ツールの提供を始めた模様。「MyBlogLog」「gooあしあと」のように登録者の足跡がつきつつ、アクセス解析のデータや訪問者の属性などもすべて公開されるという、いろんな意味でもすごいツール。ちょっと長いけどCNETから引用。

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Flickr Proの統計機能(アクセス解析)

写真共有サイト「Flickr」をProアカウントにしました。結構な写真をアップしていたので昔の写真がアーカイブから切れていたのですが、$24.95と大きな金額ではないのでアップデート。一瞬にして過去の写真が元通りに。

Flickr Proには統計機能があります。「Your Stats」というメニューを選べば、「Stats for your account」というページで、写真の閲覧数の推移やコメント数、各写真の状況など、アクセス解析っぽい統計結果が見れます。どの写真が多く見られているかとか、どこからのアクセスが多いのか(リファラー)、いやーこれはいいですね。

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Google Analytics のエクスポートCSVデータの文字化け修復方法

Google Analytics では各種レポートをデータとしてエクスポートできるのですが、エクスポートしたCSVやTSVなどのファイルをそのままExcel(エクセル)に読ませても、文字コードの関係で日本語が文字化けしてしまいます。

Google Analytics 日本版公式ブログにもその解決方法が載っているのですが、僕は別の方法で対処していたので、一応メモしておこうかなと。といってもすごく普通なやり方なのですが。
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PVを「雑誌のページをめくったような程度」と思ってみる

PV(ページビュー)はまだまだWebサイトの指標として強くて、「PVが高い=すごいサイト」と無条件で思われていたりします(確かにある意味そうなのですが)。でも、改めて考えてみれば、PVとはブラウザーにリクエストされた回数のことです。「そのページがちゃんと見られた/読まれた」という保証は全然ないんですね。

PVを「雑誌のページをめくったような程度」というように仮に思ってみると、そのページで手掛けなければいけないことがたくさん見つかるんじゃないかと思います。ちゃんと読ませるために。ちゃんと誘導するために。

PVは確かに重要な指標ですが、それだけに一喜一憂するのではなくて、他の指標もちゃんと見なければならないし、PVをはじめそれらの指標の意味というかニュアンスを、つかんでおかなければいけないと思います。滞在時間だって、「次の指標だ!」と騒いでいないで冷静に判断しなければいけないですしね。