情報が「正しい」ことと「伝わる」ことは別

情報が正しくても、伝わらなかったり理解してもらえなければ、あまり価値のない情報になってしまいます。相手に理解してもらえる「意味のある情報」に変換することが大事。

たとえば、「南アルプスの北岳の標高は3,193m」と言っても10秒後には忘れ去られてしまいますが、「北岳は日本で2番目に高い山」と表現してあげれば、かなりの割合で覚えていただけます(少なくとも数時間は)。

「標高は3,193m」も「日本で2番目に高い山」も、どちらも情報としては正しいのですが、相手に理解してもらえるにはどう言えばいいのだろう?という思考は大事なプロセスです。

なぜこんなことを書いているかというと、僕も自分の事務所の場所をうまく表現できていないからなんですね。名刺交換などをして、「場所、どちらですか?」となったとき、「JR新宿駅の南口から歩いて5分」だの「高島屋タイムズスクエアとフォーエバー21の中間あたり」だの「明治通り沿い」だのと、あれやこれやと提示してみるのですが、みなさんの頭の上のクエスチョンマークはなかなか取り外せないようです。

昨夜、ふともらったメールで「ああそうだ」と思いつきました。今日からこのように言ってみることにします。

「Cinciの事務所は、地下鉄副都心線『新宿三丁目』駅の真上です」。

地下鉄副都心線の「新宿三丁目」駅のE5出口、E7出口から歩いて1分です。

「伝える」ことは難しいのです。これで伝わればよいのですが、どうでしょうか。地下鉄副都心線の駅の方が、イメージはつかみやすいと思うのですが。

Cinci(シンシ)

2件のコメント

  1. ありがとうございます!
    情景化、ですか。なるほどそうですね。
    いかに相手にイメージしてもらえるかということですし。

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