『現場でプロが培ったGoogle Analyticsの使い方』を読んだ

『現場でプロが培ったGoogle Analyticsの使い方』を読みました。ASCII.jpさんから献本いただきました。ありがとうございます。表紙を見て何か違う本が届いたのかと思いました。

ASCII.jpでの連載「現場でプロが培ったGoogle Analyticsの使い方」を元にした内容。他のGoogle Analytics 関係の書籍が機能軸を中心としたノウハウ系の内容が多いのに対し、この本は著者中野氏が「ASCII.jp」というメディアをGoogle Analytics で実際に分析して蓄積したノウハウをひとつひとつ展開していくというもの。

「実践編」の内容は、メディアサイトを分析するケーススタディとしておもしろいです。たとえば「離脱率(直帰率ではないよ)」「離脱ページ」などは、フォームの遷移以外では僕はほとんど注目しないので、それを軸に考察する箇所などは僕には新鮮でしたし、メディアサイトならではなのでしょうか。

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Google Analyticsで曜日別のデータを取得する

Google Analyticsの「マルチカスタム変数」を使って、曜日別のデータを取ってみました。

2009年10月にGoogle Analyticsに追加された機能「マルチカスタム変数」は、多くの場合そのサイトのゴールやKPIからゴニョゴニョと引っぱってきて「じゃあどういったデータをどのように取得すればいいのか」となって、なかなか汎用的に使えるようなサンプルって少ないんじゃないかと思います。その中で、何かないかなとぼんやり考えていたら、ありました。「曜日」。

いまのGoogle Analyticsは、曜日別に分析するのがむずかしいんですね。ひとつまえのGoogle Analyticsはできたように記憶していますが。いまのものでもたぶんできなくはないんでしょうけれど(アドバンスセグメントで細かく指定した上でCSVでダウンロードとか?)、できなくてもそんなに困らないというか(えーと)、たいていの場合はマストではないでしょうね。曜日別のデータを見ても、たいていの場合は「ふーん」で終わってしまうでしょうし。

とはいえ、ECやコミュニティやたとえばメールマーケティングに力を入れているサイトなどでは、曜日別の分析も必要なケースがあると思います。Visionalistでは普通に取れますし、SiteCatalystもプラグインで取得できるので、ここはひとつGoogle Analyticsでも、ということで。

追記。現在は、下記のようなカスタム変数を利用せずとも、Googleアナリティクスのデフォルトのトラッキングコードで曜日のデータを取得できます(以前から計測されていましたが、UIから値を取得できませんでした)。カスタムレポートでディメンションの「曜日の名前」を選択してレポートを作成すれば、曜日別の状況を把握できます。下記の方法はカスタム変数の利用例として、アーカイブ的に掲載しておきます。

また、曜日と時間別のデータを用いたユーザー像の把握の記事を、2013年7月に書いています。そちらの方が参考になるかもしれません。

Googleアナリティクスの曜日・時間別の掛け合わせデータからユーザー像を推測する

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Google Analytics の Excel クライアント「Excellent Analytics」

Excellent Analytics

Google AnalyticsのExcelクライアント(アドオン)「Excellent Analytics」というのが出ています。Windows XPかVista、Excel2007必須。MITライセンスのオープンソースです。

自宅のエクセルが2000なので試せていないのですが、おそらくアドインという形でGoogle Analyticsのデータをエクセルに引っぱってこれるのだと思います。Google AnalyticsのAPIを利用しているのでしょうかね。

はたして日本語は無事通るのだろうかとか、何件までデータは取得できるのだろうかとか、これを書いている時点では不明ですが、誰か人柱お願いします。これ、うまい具合に使えるのならかなり便利ですね。

Excellent Analytics

Google Analyticsのトラッキングコードga.jsで検索エンジンを追加する方法 (3)

2011年3月4日追記。このエントリーの内容は最新ではありません。最新の内容は、下記URLを参照ください。

Google Analyticsに検索エンジンを追加する | レポート、コラム、資料ダウンロード | Cinci

Googleのアクセス解析Google Analyticsの検索エンジンの項目に、gooやBiglobe、Niftyなどだけでなく、OCNやhi-ho、ODNなども反映させる方法です。2008年12月のエントリーの改訂版。もはや定期的に見直している感あり。

追記。最終更新は2009年3月15日です。

追記。下記内容は現在は正常に動作しません。ご注意ください。

<script type="text/javascript">
var gaJsHost = (("https:" == document.location.protocol) ? "https://ssl." : "http://www.");
document.write(unescape("%3Cscript src='" + gaJsHost + "google-analytics.com/ga.js' type='text/javascript'%3E%3C/script%3E"));
</script>
<script type="text/javascript">
try {
var pageTracker = _gat._getTracker("UA-XXXXX-X");
var _org_search_list = pageTracker.hd();
pageTracker._addOrganic("images.google","prev");
pageTracker._addOrganic("biglobe","q");
pageTracker._addOrganic("nifty","q");
pageTracker._addOrganic("infoseek","qt");
pageTracker._addOrganic("livedoor","q");
pageTracker._addOrganic("so-net","query");
pageTracker._addOrganic("fresheye","kw");
pageTracker._addOrganic("auone","q");
pageTracker._addOrganic("ocnsearch", "MT");
pageTracker._addOrganic("hi-ho", "MT");
pageTracker._addOrganic("odn","search");
pageTracker._addOrganic("eonet","search");
pageTracker._addOrganic("goo", "MT");
pageTracker._addOrganic("excite","search");
pageTracker._addOrganic("asahi","Keywords");
pageTracker._addOrganic("luna", "q");
pageTracker._addOrganic("lunascape", "p");
pageTracker._addOrganic("hatena", "word");
pageTracker._addOrganic("ecnavi", "Keywords");
pageTracker._addOrganic("mixi", "keyword");
pageTracker._addOrganic("twitter", "q");
for( var i=0 ; i<_org_search_list.length ; i++ ){
pageTracker._addOrganic(_org_search_list[i].zb,_org_search_list[i].Nb);
}
pageTracker._trackPageview();
} catch(err) {}
</script>
  • goo
  • excite
  • infoseek
  • livedoor
  • Biglobe
  • Nifty
  • so-net
  • fresheye
  • au one
  • OCN (*)
  • hi-ho (*)
  • ODN (*)
  • はてな (*)
  • mixi (*)
  • ECナビ (*)
  • Lunascape (*)
  • Google画像 (**)
  • eo (**)
  • asahi.com (**)
  • twitter (**)

(*) が前回から増やしたもの。もはや別ファイルにして管理しろって感じです。そうしてください。

OCNやhi-ho、ODNなどはgooやExciteのエンジンを使っているため、ちゃんと認識させるために、gooとexciteの記述はOCN、hi-ho、ODNの記述の後ろにまわすことに注意。

これの目的は、できるだけ多くの検索クエリを拾うことと、それぞれの参照元を正しく拾うことです。

あ、Google image検索が抜けてますね。次やります。

2009年3月15日追記。(**) Google画像検索、eo、asahi.com、twitter検索を追加しました。asahi.comでは仕様上検索クエリが拾えない場合があり、その場合はGoogle Analyticsのレポート上では検索キーワードはサイトURLになります。また、Google画像検索は、フィルタをかけなければ検索クエリは表示されません。ご注意ください。

Google Analytics のエクスポートデータを500件以上取る方法

Google Analytics のそれぞれのデータは最大で500件までしか表示されないのですが、エクスポートするデータで500件以上を取得する方法。

ブラウザのアドレスバーに表示されているURLの最後に &limit=n を追加します。"n" にはエクスポートする行数を記述してください。

Analytics 日本版 公式ブログ: エクスポートデータの行数の拡張方法

この方法はヘルプにはたぶん書かれていないと思うのですが、ずいぶん前のGoogle Analyticsの公式ブログから。

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Google Analytics を便利にする Firefox アドオン、Better Google Analytics

Better Google Analytics

Google Analyticsを便利にするFirefoxのアドオン、「Better Google Analytics」のご紹介です。リアルアクセス解析で紹介されていて、それって聞いたことあったっけどうだっけ?と思って入れてみました。

結論から言うと、便利です。これまでGreasemonkeyなどで様々な人が提供していたスクリプトを、ひとつのアドオンでまとめたものでした。その中のいくつかのスクリプトはすでに利用していたのですが、知らないものもあったので、こうやってひとつにまとめてもらえるとありがたいです。

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Google Analyticsのトラッキングコードga.jsで検索エンジンを追加する方法 (2)

2011年3月4日追記。このエントリーの内容は最新ではありません。最新の内容は、下記URLを参照ください。

Google Analyticsに検索エンジンを追加する | レポート、コラム、資料ダウンロード | Cinci

Googleのアクセス解析ツール、Google Analyticsの検索エンジンの項目に、gooやBiglobe、Niftyなどを反映する方法のメモです。今年の1月のエントリーの改訂版。むしろ他エントリーの紹介です。

昨年1月のエントリーを書いた後、いくつか別の方法のフィードバックをいただきました。僕のエントリーも、Biglobeなど経由のクエリが取得できなかったり、書いた後にNiftyも仕様が変わったりで、内容としてはボロボロですね。他の方々もいろいろチャレンジしていたようですが、Googleの仕様を活かしつつ、かつスマートなものとして、creazy photograph で紹介されている方法がいまのところベストだと思います。

Google Analytics の検索エンジン定義と独自の検索エンジンを追加する方法 ::: creazy photograph

このブログに3週間ほど導入してみましたが、ほぼ取得できています。3週間のうち、Google Analyticsの検索エンジンの「search」にまとめられたものは3セッションのみ。

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Google Analytics のエクスポートCSVデータの文字化け修復方法

Google Analytics では各種レポートをデータとしてエクスポートできるのですが、エクスポートしたCSVやTSVなどのファイルをそのままExcel(エクセル)に読ませても、文字コードの関係で日本語が文字化けしてしまいます。

Google Analytics 日本版公式ブログにもその解決方法が載っているのですが、僕は別の方法で対処していたので、一応メモしておこうかなと。といってもすごく普通なやり方なのですが。
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