「あなたは喉が弱いですから」と言う医者のようなコンサルでいたい

通り一辺倒じゃない「把握」からアドバイスできる医者のような、そんなコンサルでいたいなあと感じた出来事がありました。

先日、喉の痛みがひどく、風邪がこじれないようにと、家の近くの内科に行きました。いわゆる「かかりつけ医」ですね。年に1~2回お世話になります。

歳のせいか、治るのに1週間以上かかりましたけれども、幸いややこしそうな風邪ではなく、単なる喉の風邪で大事には至りませんでした。その1回の診察でお医者さんに言われたのが、「いちしまさんは、喉が弱いですから」という言葉。

診察が始まってから、ほんの2~3分後の言葉です。いくつかの問診をして、喉を診察し、聴診器を当て、「喉の風邪」と診断して、まあそのときの言葉です。

確かに、お医者さんも僕が診察室に入る直前にさらっとカルテも見てるでしょう。でも、きっとさらっと眺める程度じゃないですか。僕の診察をしている間には過去のカルテを参照をしなかったように思いますし(書き込んではいましたけれども)、「いちしまさんは喉が弱いですから」と言ってから、確認するようにカルテの前のページをめくっていました。

まあ、僕とその体質を少しは覚えているということです。ちょっと驚きでした。年に1度お世話になる程度なのに、患者の体質を把握している。通り一辺倒じゃない感じで、「見えている」。

人それぞれ体質は違いますから、今回の僕のような症状でも、他の患者に対しては診察内容やアドバイスの内容も違うはずです。僕へは「喉が弱いですから、冬は特に注意して、うがいするようにしてください」というアドバイスになります。

もともと、僕がここに住み始めてから5年?以上ずっと通っているお医者さんだから、というのもあるかもしれません。でもまあ、こういうそこそこの期間の長さの付き合いだからわかるものもあるだろうし、アドバイスできるものもあるのだなあと感じた次第。感じたというか、感心しました。プロだなあと。

そういうコンサルでいたいと思います。