小山薫堂の『考えないヒント』を読んだ

小山薫堂の『考えないヒント』を読みました。ずいぶん前の河野さんのエントリーを見て気になって買っていたのですが、結構な時間が経ってしまいました。

実は小山薫堂はあまり知らないのですが、たぶんこの本をきっかけに何冊か読むと思います。うらやましい気持ち半分、真似したい気持ち半分。

本の中で『「視聴率八パーセント」の幸せ』という話が出てくるのですが、なんとなく僕のブログもそんな感じなのかなと思いました。いろんな人に届けばいいなとは思いつつも、でもその反面そんなに前に出るタイプでもないので、そんなに多くの人じゃなくていいので興味嗜好が近しい人に「いつも読んでますよ」と言われるぐらいが気持ちいいのです。自分が把握できない遠いところから非難されたりするのは嫌ですし。このブログそのものに完結したゴールはないので(たとえば出版とか仕事依頼とか)、このブログがきっかけで、何かおもしろいことができたり、つながりが生まれたりすればよいと思っていますから。


「勝手にテコ入れ」という、目の前のサービスなどに対して「自分だったらこうするのに」と勝手に改善を考えるトレーニングは、僕もしますね。飲食店や物販のお店に入ると気になって仕方がないです。でも僕は考えるところまでで、小山さんみたいに企画書起こしたりはしませんが。

日光金谷ホテルで従業員全員に名刺を持たせた話、ホテルの部屋をメディアにする話、企画書の表紙の次のページに「かましの一行」を入れる話、小さなきっかけがつながってつながって全然別の大きな仕事に結びついている話、そういう素敵な話を読んでると、ああ自分ももっと動かなきゃいけないし、自分に投資(と消費)しなきゃいけないし、まだまだだなあと思います。改めて、うらやましさ半分、真似したい気持ち半分。いや、真似しますけど。

彼はメモを取らないみたいですけど、僕はメモ取らないと駄目ですね。メモのおかげでいろいろと救われています。

とにかく、動かなきゃ何も起きない、という大きな刺激を受けました。彼の他の本も読んでみようと思います。

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