「医薬部外品」と「薬用○○」は、同じだそうです。
ねりハミガキを見ていて気になっていたのですが、「薬用ハミガキ」と「医薬部外品」を併記していますよね。「医薬品」と「医薬部外品」の違いはあやしいながらも知っているのですが、じゃあ「薬用」って何? 「医薬部外品」だけれども「薬用じゃない」ものもあるの?とかよくわからなかったので、調べてみました。
薬事法には、医薬品や医薬部外品の定義が書かれています。ただ、法律なので文章が難しく、わかりやすく説明しているページから引用。
医薬品とは、文字通り、病院で医師が処方してくれるクスリや、薬局・薬店で市販されている風邪薬や頭痛薬などのこと。 配合されている有効成分の効果が認められており、病気の治療や予防に使われるクスリを指す。
で、医薬部外品とは、
医薬品ではないが、医薬品に準ずるもの。
つまり効果・効能が認められた成分は配合されているが、それは積極的に病気やケガなどを治すものではなく、予防に重点を置かれたものといえる。
つまり、医薬品は治療が目的の薬であり、医薬部外品は薬ではなく病気を予防するもの、というニュアンスです。
で、「薬用は?」ということになるのですが、薬用とはという定義がないんですね。ただ、医薬部外品に該当するものとして、「薬用歯磨き剤」「薬用クリーム」「薬用化粧品」「薬用石けん」が列挙されていて、「薬用○○」は医薬部外品の範疇に入っていることがわかります。
つまり、「薬用」とは、「医薬部外品」と書くと効果があまりないように思われてしまうので、効果があるようにちょっと背伸びするためのラベル、みたいなものでしょうか。ちょっと言い方が悪くてすいませんけれど。
いろいろと大変ですねえ。