アラート(警告)を何度も目にすると、見慣れてしまう

アラート(警告)を何度も見てしまうと、見慣れてしまって警告と感じなくなってしまいます。イソップ童話「羊飼いと狼」の狼少年のように。中学校の校舎の火災報知器のように。

たとえば、Firefoxでアドオン(拡張機能)を入れようとして、Mozillaや一般のサイトのリンクをクリックしてみると、たいてい上の図のようなアラート(警告)が表示されます。アラートなしで表示されたことはないんじゃないでしょうか。

「作者を信頼しているアドオン以外はインストールしないでください」

ためしにGoogleツールバーとYahoo!ツールバーのアドオンをそれぞれインストールしてみようとしましたが、どちらでも同じアラートが出ます。GoogleだろうがYahoo!だろうが、出ます。

配布されているアドオンをMozillaが個別に品質管理していないので、仕方がない面もあるのですが、さすがにこのメッセージを毎回見ていると感覚が麻痺してしまいます。ダウンロード(インストール)のたびに、そのアドオンを配布している作者を確認することはないですしね。

大阪の個室ビデオ店での火災(放火事件)でも、鳴ったはずの火災報知器が誰かのいたずらと勘違いされたようですし、Firefoxやソフトウェアに限った話ではないのですが、こういうのはなんとかならないものでしょうか。

そういえば、普通のファイルのダウンロード時には特別なアラートは出ないですね。