「シュガーマンのマーケティング30の法則」を読みました

「シュガーマンのマーケティング30の法則」

「シュガーマンのマーケティング30の法則」を読みました。海外の著名なマーケッターの本で、こんなに楽しく(文字どおり楽しく)読めた本はなかったです。翻訳された本であることを忘れるくらい(とはいえそこは外国っぽいトーンですけど)ごく自然に読めましたし、展開されるエピソードが普通におもしろいです。なんだか下手な小説の感想文みたいになっていますな。

ダイレクトマーケティングやセールス寄りの話なのですが、購買心理をさぐったり揺さぶったりして「買いたくさせてしまう」話が、具体的なエピソード全開で30話。一般消費者向けの商材の話が中心なので、BtoBでソリューションを売るのとはまた違うところもあったり、また消費者もいまはもっと賢くなってるよと思えるところもあるのですが、それでもおもしろいですね。もちろん「こんなのあたりまえだよ」という人もいるのでしょうが、そういう人は読まなくてよろしい。

一番最後の30番目の心理的トリガー「正直さ」というのがいいです。僕は好きです。正直さ。不誠実なものややり方は、最後にはちゃんとお客さんにわかってしまうと思っています。だから僕はできるかぎり正直なマーケッターでありたい。

とてもいい本です。

シュガーマンのマーケティング30の法則
ジョセフ・シュガーマン
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