可視化は重要だが、可視化で失われる価値がある。
数値化は重要だが、数値化で失われる価値がある。
言語化は重要だが、言語化で失われる価値がある。
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10段階評価を5段階評価に変換すると、僕は甘くなるかもしれない
ふと思ったこと。10段階評価を仮に5段階評価にそのまま変換しろといわれたら、普通に5段階評価をするのとは少しずれた評価をしてしまうような気がします。
10段階評価。普通に10等分します。
その10段階評価を5段階評価に置き換えたとき。
10段階評価で「4」「5」「6」に該当するものを5段階評価では「3」とし、10段階評価の「2」と「3」は5段階評価では「2」、一方10段階評価の「9」は5段階評価では「5」か「4」に二分されます。
もちろん、最初から5段階評価という前提であれば普通に5等分して評価すると思うのですが、10段階評価を基に5段階評価をすると、たぶん僕は全体的には甘い評価をしてしまいそうです。
僕だけでしょうかね?
クイズ番組の「一般正解率」の信憑性
最近のテレビはクイズ番組ばかりですが、気になっていること。
番組によっては、問題ごとに「一般正解率は26%です」「○○正解率は○○%です」と説明が入ることがあるのですが、あれはどれだけ信じていいんでしょうかね? 「平成教育学院」や「クイズ雑学王」でもやっていると思うのですが、事前に誰かモニターに回答させているんでしょうか。そんなことをしているとはあんまり思えないんですが。
もっともらしく「小学生の正解率は5%です」などとデータを示されると、一見ちゃんと難しさが裏付けされているような印象を受けますが、
- 対象者は何名?
- 性別、年齢別の比率は?
- どういった属性の人たち?
が明確ではないので、何とも言えません。
もし適当に数字を出しているだけであれば、「調査データ(数字)への信頼性の維持」という意味でやめた方がいいと思います。このあたりに詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
あなたは何ジャムが好きですか?
7月1日の朝日新聞be on Sundayの1面に、家庭用ジャムの生産量の推移とジャム別の内訳が載っていました。1990年初め頃よりイチゴジャムの生産量が減る一方、ブルーベリージャムの生産量が増えているというグラフ(ここ数年は伸びがちょっと止まっていますが)。
生産量2位であったマーマレードは、1997年前後を境にブルーベリージャムに追い抜かれています。記事にも書かれていますが、おもしろいのはイチゴジャムはブルーベリージャムの増加の影響を受けた形で減少しているようにみえるのに対して、マーマレードはほとんど影響を受けていない点。ベリー系の中で消費者の嗜好が移っているのかもしれません。僕はイチゴジャムもブルベリージャムも嫌いなので全然関与していないですが。