恵方巻きは知らなかったけれど、丸かぶり寿司なら毎年食べてた

生まれも育ちも大阪で、大学は京都で、就職して神戸にも住んで、約4年前にやっとこさ東京にやってきたような関西人なのですが、10年前ぐらいから「恵方巻き」という言葉を聞くまで、「恵方巻き」は知りませんでした。

「丸かぶり寿司」なら食べていたんですけどね。

毎年の節分の日には、ある決まった方角を向いて黙って太巻きを食べ、焼いたいわしを食べていました。いわしは嫌いなので親元を離れてからは食べてないですけど。

たぶん僕の知らない関西で「恵方巻き」と言われていたんでしょう。

毎年、コンビニやスーパーで「恵方巻き」の文字を至る所で見るようになって、まあちょっと不思議な気分にはなるのですが、「恵方巻きなんて知らねーよ流行らせるなコノヤロ」ならまだしも風習そのものを否定するような声を聞いたり見たりすると、ちょっと悲しくなります。たしかにちょっとしたマーケティングの流れに乗って「全国的に流行らせよう感」ありありなのはそのとおりなんですが、その文化そのものは否定するなよ、と。

ぶっとい太巻きを食べる言い訳ができる、一年に一度のいい機会じゃないですか。

僕は、僕が食べていた丸かぶり寿司は大好きです。

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