『刺さる広告』を読んだ

『刺さる広告』

『刺さる広告』という本を読みました。正確な書名は『費用対効果が23%アップする 刺さる広告』ですが、いずれにせよこのタイトルは別の内容を想起してしまいそうで、ふさわしくないと思います。といっても英語の原題も『What Sticks』なのですが、でも非常に良い内容でした。

これまでないがしろにされてきた広告の「効果測定」をなんとか論理的、科学的に実施して、広告費用やその配分の最適化を図りなさい、という内容の本。これまで無駄に浪費してきた(そして浪費してきたことにすら気がつかなかった)広告費を効果が高い部分に配分し、ROIを高められるというもの。あまり「ROI、ROI」というと机上の空論ぽく聞こえますが、実際そういう内容です。

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R25の「数字にだまされるな」の記事がとても良い内容なのですが

ちょうどいま首都圏にて配布されているフリーペーパー『R25』のNo.225号(2008年2月12日配布)に、「鵜呑みは危険!数字のマジックを見抜く眼を養え」というタイトルの記事が掲載されています。

要は、「テレビや雑誌などのメディアが発表している数字とかグラフって、だまそうとしているものが結構多いから気をつけようよ」という内容の記事です。

リクルートないしR25が、正面切ってこのような内容の記事を掲載していることに、おもしろいというかへぇというか、突っ込んだ方がいいのかなというか。

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企画したときに、効果測定の指標と方法とサイクルをちゃんと設定しなければいけない

『販促会議2008年11月号』の特集をざっと読んでのメモ。

何かプロジェクトを企画するとき、その効果検証のための指標と方法と検証サイクルまでをちゃんと設定しておかなければいけません。そのゴールはどうやって測るの?という話。指標はマネジメントの負担が少ないシンプルなもので、次の具体的な行動につなげやすいもの。

また、データはどんどんたまっていくので(インターネット関連は特に)、検証サイクルの短期間化と共有は大切。

もちろん結果を出すことも大事ですし、間違った効果検証からのミスリードも駄目ですが、「次の行動のための効果検証」という意識は持っておかないといけないと思います。

『ビジネスマンのための「解決力」養成講座』を読みました

『ビジネスマンのための「解決力」養成講座』

最近どこの本屋さんに行っても平積みになっている本『ビジネスマンのための「解決力」養成講座』を読みました。経営コンサルタントの考え方の一片を知ることができます。

こころに残ったのは、「焦って答えを出してしまうのではなく(それじゃあ占いと変わらない)、仮説と検証の繰り返しで失敗確率を減らす(=成功確率を上げる)」というところ。失敗確率を減らすというところが僕にとってはポイントです。意識の違いかもしれませんが、「問題解決」という点ではとても大事だと思います。

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