無料のサイト内検索ASP「Yahoo!サイトサーチ」と「Yahoo!カスタムサーチ」「Googleカスタム検索」を比較してみた
2011-01-27

昨日、「企業サイトのサイト内検索は、Yahoo!カスタムサーチの方がGoogleカスタム検索よりよいかも」というブログエントリーを書いたのですが、Yahoo!では企業向けのサイト内検索ASPが提供されていたのを忘れていました。Yahoo!ビジネスセンターにある「Yahoo!サイトサーチ」。一般的なサイト内検索ASPの機能をそろえているにも関わらず、無料です。
ですので、今回はこのサイト内検索ASP「Yahoo!サイトサーチ」と「Yahoo!カスタムサーチ」「Googleカスタム検索」を比較してみます。
比較
前回のエントリーにならって、「Yahoo!サイトサーチ」と「Yahoo!カスタムサーチ」、そして「Googleカスタム検索」の3つを比較してみます。項目増えています。
| 機能 | Yahoo! サイトサーチ |
Yahoo! カスタムサーチ |
Google カスタム検索 |
|---|---|---|---|
| 検索エンジン | ニューズウォッチ | ||
| デザインのカスタマイズ | 可能 | 可能 | 可能 |
| ページへのインライン組込 | 可能 | 可能 (横幅750px以上) |
可能 |
| 広告 | なし | なし | 表示 (AdSense可能) |
| 対象ドメイン指定 | 1ドメイン | 可能(5ドメイン) | 可能(無制限?) |
| 除外ドメイン指定 | × | 可能(5ドメイン) | 可能(無制限?) |
| デフォルトでの追加キーワード指定 | × | 可能(AND検索) | 関連性を調整可能 |
| デフォルトでの除外キーワード指定 | × | 可能 | × |
| クローラー巡回設定 | 可能 | × | × |
| XMLサイトマップでの インデックス登録 |
× | × | 可能 |
| URL追加でのインデックス登録 | × | × | 可能 |
| 個別インデックス削除 | 可能 | × | × |
| 全インデックス削除 | 可能 | × | × |
| 特定の結果の表示 | おすすめリンク機能 (100件) |
× | Subscribed Links、 プロモーション機能 |
| 画像表示 | 可能 | 可能 | × |
| カテゴリー機能 | 可能 | × | × |
| 検索結果並び順設定 (適合度順・新着順) |
可能 | × | × |
| オートコンプリート機能 | × | × | 可能 |
| 絞り込みキーワードの提示 | × | × | 可能 |
| 類義語指定 | 可能(50件) | × | 可能 |
| 対象言語指定 | × | 可能 | 可能 |
| 統計データレポート | あり | × | あり(簡易) |
| Google Analyticsとの連携 (Google Analytics側での設定) |
可能 | 可能 | 可能 |
| 料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
Yahoo!サイトサーチは、一般的なサイト内検索ASPの機能をそろえていると思います。インデックスの登録は任意にはできませんが、クローラーの巡回設定で多様な設定が可能です(起点URL、除外URL、巡回時間、パラメーター設定など)。
クローラー巡回に関して、サイト1個分登録した時点ではインデックスは「0」なのですが(サイト内検索しても結果が出ない)、起点URLをトップページとサイトマップで指定して試したところ、意外にあっさりインデックスされました。ページ数が多いサイトでは状況変わるかもしれません。
おすすめリンクや類義語なども、わかりやすい管理画面で簡単に設定できます。まあASPっぽい感じです。
利用状況のレポート
一般的なサイト内検索ASPと同じく、Yahoo!サイトサーチもしっかりしたレポート機能を持っています。

- 検索利用状況
- 検索キーワードランキング
- URLクリックランキング
- ゼロマッチ検索キーワード
- 集計方法の設定
どのURLをクリックしたかの「URLクリックランキング」、検索結果が0件となった検索キーワードのリスト「ゼロマッチ検索キーワード」は、アクセス解析ツールでの取得は少しハードルが高いのでありがたいです。
各データともCSVでダウンロードも可能。
選ぶポイント
さて、仮に無料のサイト内検索を上記3つで選ぶとして、どういったポイントを見ればよいでしょうか。
- Yahoo!カスタムサーチやGoogleカスタム検索は、検索結果は基本は検索エンジンのGoogleにおまかせ。おすすめリンクのピックアップはGoogleカスタム検索のみ。
- Googleカスタム検索は広告あり。
- Yahoo!カスタムサーチは、広告はなく、裏側のエンジンもGoogleだが、機能的に少し弱い
- Yahoo!サイトサーチは、広告もなく非常に高機能で扱いやすいが、検索エンジンはニューズウォッチのため、マッチング精度や結果の表示は少なくともGoogleのものとは違う
- レポートはYahoo!サイトサーチが優れている
このような感じでしょうか。Yahoo!サイトサーチは一般的な有料のサイト内検索ASPに匹敵するサービスのため、非常に扱いやすいと思います。あとは検索精度をどう判断するか。
補足とまとめ
「おすすめリンク」の機能や類義語の設定などは、最初にがっつり設定する必要はないでしょう。サイト内検索の利用シーンは「目的のページに行きたいが、どこにあるかわからない」というのがメインですので、ナビゲーションや検索エンジンから容易に行けるページをどれだけ設定しても、たぶん無駄な努力に終わると思います。
1~2ヶ月ほど運用してみて、「こういったキーワードでサイト内検索されているんだ」「じゃあこのページをおすすめリンクに設定してみよう、類義語の設定をしよう」というやり方の方が、効果的です。つまり、検証と改善。
そういった利用法ができるのが、Yahoo!サイトサーチだと思います。他の2つは、そういった機動力の面で少し劣っているかもしれません。
あとは、何度も書いてしまいますが、検索精度をどう判断するか。
よろしければどうぞ。
いちしま泰樹
Webマーケティング・コンサルタント、Webアナリスト。
データ分析やWeb解析(アクセス解析)を軸としたサイト内の改善、集客施策改善を支援しています。本名、市嶋泰樹。仕事のご依頼は Cinci まで。
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いちしま泰樹のWebコンサルティング事務所。「シンシ」と読みます。
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Cinci | アクセス解析コンサル | 総合アクセス解析レポート








