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「トリプルメディア」などとメディアを分類してコミュニケーションプランニングするのなら、Googleアナリティクスでもそれに近い分類にすればいい

「トリプルメディア」などとメディアを分類してコミュニケーションプランニングするのなら、Googleアナリティクスでもそれに近い分類で見ることができるようにすればいいと思います。

自社関連サイトやブランドが所有するサイトを「オウンドメディア」とくくるのであれば、できるだけそのようなセグメントを、「評判を得るメディア」として「アーンドメディア」とくくりたいのであればそのようなセグメントでレポートが出るようにすればよいのです。

ただ実際問題として、リファラーという参照元サイトを元に厳密に流入元を分類することは非常にむずかしいです。Twitterの自社アカウントやFacebookページは「オウンドメディア」かもしれませんが、リファラーとしての「twitter.com」「facebook.com」は、ユーザーのTLという「アーンドメディア」からの訪問なのか、「オウンドメディア」としてのページからの訪問なのかは、細工をしない限りほとんど区別がつきません。

マスメディアや交通広告経由なども、まああたりまえですが基本的に無理ですね。一応ウェブ周辺でのメディア分類としてお考えください。

リファラー情報をもとに厳密に流入元をグルーピングすることは不可能ですが、定義を元にある程度ざっくりとしたグルーピングでも、Webサイトの分析上のセグメントとしては非常に有効と考えます。

ということで、Googleアナリティクスで参照元の情報を変更、再分類する方法をCinciのサイトの方に書きました。

Googleアナリティクスのメディア「referral」を任意のものに変更、再分類する | Cinci

たとえば僕はCinciのサイトでは、僕が所有するブログなどの各サイトを「ownedmedia(オウンドメディア)」、TwitterやFacebookやmixiやフィードリーダー経由などを「socialmedia(ソーシャルメディア)」と分類されるような設定をしています。

このあたりの定義は、サイトや目的や運営方法によってそれぞれに変わってくるでしょう。とまれ、僕はそういう定義のフィルタを掛けたプロファイルを作っています。みなさん自由な分類をしてよいと思います。

このような設定をすると、その設定したグルーピング(セグメント)ごとに以下の情報がGoogleアナリティクスですぐに確認できるようになります(別途、コンバージョンの設定が各種必要です)。


▲メディア別に訪問からコンバージョンまでのファネル情報をまとめたカスタムレポート

  • 訪問数
  • 直帰率
  • サービス系コンテンツへの到達率
  • フォームページへの到達率
  • コンバージョン数とCVR

いわゆる一般的なリード獲得系サイトのファネルの情報ですね。もちろんこれだけではなく、平均ページビュー数や新規の訪問率などもわかりますが、つまりグルーピングをあらかじめしておくことで、「状況の把握が早く」なり、「改善施策の着手が早く」なります。

エントリーの冒頭に出てきたこの画像は、Googleアナリティクスのデータをエクセルで処理したものです(データはこのエントリー用のサンプルです)。こちらでは、自然検索経由の流入をさらに「指名系キーワード」「ビッグワード」「その他キーワード」に分類しています。流入母数が増えてくれば、さらにモチベーション別のグルーピングもできるのでしょうが、まだそこまでの母数はないので現状で大丈夫という判断です。

サイト全体(あるいはウェブでのビジネス全体)として、どんな状況かを把握するというモニタリングは、たぶんアクセス解析の最初のステップです。少し設定を加えることで、このモニタリングの精度は上がります。その一つの方法として、書きました。それほどマニアックな内容と思っていないかったのですが、意外に反響があってちょっと驚いてます。むずかしい設定ではありません。

というのもですね、Cinciでアクセス解析勉強会「かいべん!」の第2回をしたときに、あまりちゃんとした説明もなくその内容のアウトプットを紹介して、あとで質問をいただいていたのに、ブログで紹介せずにほったらかしていたからなんですね。

これです。ここに出てくる「socialmedia」「ownedmedia」「webmail」はなんだ?、と。


アクセス解析勉強会 かいべん!#2(2011年5月18日開催)の資料より

ちなみに、「webmail」は、Yahoo!メールなどのWebメールサービスのドメインをきれいにまとめた上で(参照)、それらのメディアの値を「webmail」に変換しています。

また、Googleアナリティクスの新しい機能「マルチチャネル (Multi-Channel Funnels)」でも、改めて同様の設定をしなければいけない箇所があるのですが、このフィルタでの設定をあらかじめしておくと、「マルチチャネル」での設定も非常に楽なのです(というかマルチチャネルの各種設定が面倒)。これはまた後日ちゃんと書きます。

モニタリングとしては重宝しますので、よろしければ。

Googleアナリティクスのメディア「referral」を任意のものに変更、再分類する | Cinci

いちしま泰樹

いちしま泰樹

株式会社真摯 代表取締役、Webマーケティング・コンサルタント。マーケティング視点とデータの根拠を軸としたWebビジネスの改善を支援しています。本名、市嶋泰樹。

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株式会社真摯

お客様と真摯に向き合い、伴走するコンサルティング会社。マーケティング視点(Marketing)とデータの根拠(Analytics)を元に、Webサイトの改善と集客施策の改善、ビジネスプロセスの改善の3つを支援します。

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