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「Web解析はWebマーケティングの中心ではなくなった」というメッセージ

「Web解析」は「Webマーケティングの中心」ではなくなったのか。あるいは、そもそもWeb解析はWebマーケティングの中心ではなかったのか。

1~2年前からもやもやとその周辺というか、「Webアナリストと名乗るかどうか」を考えていたのですが、先日の SiteCatalyst のユーザー会 eVar7 の「Omniture Summit 2011 報告会」で、発表された多くの方が共通してこのテーマに触れていました。

遅い報告ですが、5月10日開催の SiteCatalyst のユーザー会 eVar7 のイベント「Omniture Summit 2011 報告会」に参加しました。わたくし、一応Userですよ。

発表されたみなさんのそれぞれの詳細は省略しますが、多くの方の発表で共通していたトーンは「Analytics、Web解析が中心でなくなったいま、必要なもの、求められるものは」というものでした。

おそらく今回の Omniture Summit 2011 の根底に流れているテーマがそれであり、Summit でも副社長ブラッド・レンチャー氏がそう語った模様("もはやアナリティクスは中心ではない" デジタルを中心した、新しいマーケティングのルール作りに参加して感じたこと:MarkeZine)。Adobe Online Marketing Suite の製品群の基盤となる思想部分とはいえ、僕個人にも数年前から「Webアナリスト」という名称にモヤモヤと悩んでいたものと重なるものがあります。

いまの僕の名刺の肩書きは「Webアナリスト」ですが、勝手な自分の定義で「Webの分析屋ではなく、根拠を元にWebサイトやWebビジネスの改善を提案する人」というものに置き換えています。実際に、お客様の前でもそう案内してます。

ビジネスとして必要なもの、求められているものは「分析」ではなく、改善すること、よくすることです。最適化。Web解析のデータは、改善のためのツールのひとつにしかすぎません。

某氏の発表の中で、その「Web解析はWebマーケティングの中心ではなくなった」というメッセージの流れで出てきたスライドの図は、このようなものでした。Omniture Summitでの何かのセッションでのものだそう。


※いちしまが勝手に書き起こしています。実際の内容と異なる場合があります

Web Analyticsは中心ではありません。よく考えればそうですよね。ビジネスを俯瞰して、バランスをとってガイドできる人が中心に座るべきです。やるべきことは全体の最適化。なるほど「Central Hub」か。ハブ。そういう名称は思いつきもしませんでした。でも「ハブ」をいい感じの日本語にできない。

仮にこの図に沿って、自分がいま向かおうとしている役割を示すとすれば、このような領域でしょうか。

本来は社外の人間が担う部分ではないかもしれません。でもおそらく、日本の企業でこのような仕組みがすぐに取れる企業は多くないでしょう。そこをサポートしたい。

データと戦略を基盤に、各セグメントのユーザーに対するシナリオを設計し、それをWebサイトやビジネスに当てはめ、改善と最適化を展開する。

Cinciのサイトの「強みと特長」のページにも書いてあるように、僕はたとえばSEOや広告など個々の領域のプロフェッショナルではありません。しかし、Web解析の領域ではプロフェッショナルであると同時に、お客様のビジネス全体を俯瞰して最高のアドバイスができるパートナーでありたいと思っています。

そんなことを、改めて考えさせられたイベントでした。

名刺の肩書きをどうするのですかって? 「Central Hubの人」? おれはヘビか。

いちしま泰樹

いちしま泰樹

株式会社真摯 代表取締役、Webマーケティング・コンサルタント。マーケティング視点とデータの根拠を軸としたWebビジネスの改善を支援しています。本名、市嶋泰樹。

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Cinci

株式会社真摯

お客様と真摯に向き合い、伴走するコンサルティング会社。マーケティング視点(Marketing)とデータの根拠(Analytics)を元に、Webサイトの改善と集客施策の改善、ビジネスプロセスの改善の3つを支援します。

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