感謝はばらまこう

感謝はばらまいた方がいいですよ。きっとお互いにその日一日がいい気分で過ごせますから。

先日、区役所で諸々の手続きをしていたときのこと。2年前にも同じ手続きをしたのですが、おそらくその2年前とまったく同じ女性の方に担当いただいたみたいです。僕が顔を覚えていました。

その女性は非常に手際がよくて説明もわかりやすく、サービスレベルとしても非常にすばらしいものでした。区役所の方々のイメージはどうしても「お役所仕事」をイメージしてしまうので、その中で特に印象深かったからしょうか、うろ覚えながら2年前に顔を覚えていたみたいです。

一通りの手続きを済ませて説明も聞いて、立ち去る前にその旨を伝えてみました。2年前にここで同じ手続きをしたときにもあなたにご担当いただいたこと、とてもわかりやすく丁寧な対応だったのであなたを覚えていること、今日も非常にわかりやすかったという感謝。それらを伝えるとやはり驚かれて、「あら!そうなんですね。ありがとうございます!」と喜んでいただけました。とても笑顔で。

おかげでその日僕は一日どことなく幸せな気分でしたし、もし彼女もそうだったならうれしいです。

たぶん事務的に「ありがとう」と別れ際に言っただけでは、形だけの感謝しか伝わりません。また、「あー、この人の対応は素敵だな。そういや2年前と同じ人だな」というのは、自分の心の中だけで思っていても相手に伝わらないし、「感謝」として形にもなっていません。ちゃんと相手に感謝が伝わるように、形を整えて渡してあげることで、その人には感謝は伝わるのかな、と。

そしてそうやって感謝を渡すことでで、その日一日を気分よく過ごすことができますよね。受け取った方も、与えた方も。

感謝はばらまいた方がいいですよ。