身近な誰かをハッピーに

指南役の『「サービス」をサービス!』を読みました。指南役さんの本は大抵手にしているのですが、これまでのと同様楽しく読ませていただきました。

という感想で終わってしまうぐらい、ちょっと今回は深みがないというか、さらっとした内容だったのですが、「すべての職業はサービス業である」という軸から一切ぶれずにわかりやすい話が盛りだくさんでした。

その一番最後の最後で出てきた話。フレンチの料理人ドミニクや田中角栄を引き合いに、身内を喜ばせることが、多くの人を喜ばせることにつながるというところ。この話が最後に締めていて、とても良かった。

結局、「人をもてなす」ということは、自分に取って身近な誰かを喜ばせることに帰着する。そのことが、ひいては多くの人を喜ばせることにもつながる。

『「サービス」をサービス!』 指南役

smashmediaの河野さんと同じだ。「ぼくはぼくとぼくの好きな人のためにがんばる」。この言葉は僕もずっと好きで、自分に向かって改めて問いかけたりもします。僕は相方さんをハッピーにできているかな、とか、僕の仕事は相方さんの何かをハッピーにできているかな、とか。僕の知らないところの誰かをハッピーにできたらそれはそれでもちろんいいのですが、実感がわかないというのも確かなので、まずは隣にいる人をハッピーにできたら、いつかは僕の知らない誰かにそれは伝わるんじゃないか、と、そんな思いを胸に仕事をしていたいな、と。

で、いまはどうだい?できてるかい?と自分に投げてみたり。がんばらなきゃね、それの繰り返し。

ちょっと違うかもしれないですが、昨晩のマイネット・ジャパンの上原さんの言葉も素敵。

起業とは存在しなかった「ありがとう」を創造すること
2010/02/15(月) 22:32:09

まずは、ひとりに感謝されるような仕事を。おもてなしは心配りと気配りと。

「サービス」をサービス! (単行本(ソフトカバー))

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指南役
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