ブログのコンバージョンを考えてみます。
いろんな目的でブログは運営されているので、それぞれにコンバージョンは違うはずですが、一般論として考えられるものをひとまず挙げてみます。
- コメント
- トラックバック
- プロフィールページの閲覧
- ソーシャルブックマークへのポスト
- RSSフィードの購読
- 各種サイトへの誘導
次に、みんなが大好きGoogle Analyticsで、これらがどこまで計測できるかを考えてみます。どのリファラー経由、どんな検索キーワード経由のものがコンバージョンにつながるのかは、運営上知っておいていい情報のはずです。
それぞれの取得方法
コメント
まずコメント。これ、計測できますね。たとえば「コメントする」ボタンにonclickを仕込んで架空ページをコンバージョンページとすることで計測できます。
<input type="submit" name="post" id="comment-submit" value="投稿する" onclick="pageTracker._trackPageview('/comment/');" />コメント完了ページとしてURLが個別に生成されるのであれば、それをコンバージョンページと設定してもできます。確認ページもあるのであれば、コメントフォームからの離脱も取れるでしょうか。ただ、コメントがあまりつかない体質のブログだったり友人ばかりのコミュニティだったりすると、少しつまらない結果になります。
トラックバック
次にトラックバック。スパムが多くなったせいで、あまり歓迎されない存在になってしまいましたが、有効活用しているところであれば計測したいところです。とはいえ、むずかしいですね。inputタグのテキストボックスにトラックバックURLを入れて、そのテキストボックスにonfocusされたときに計測されるようにすると、無理矢理ですが一応取れるでしょうか。実際にトラックバックされたかどうかは別となってしまいますので、あくまで参考値程度になるでしょう。
<form action="">
<p><input name="trackbackurl" type="text" value="（実際のトラックバックURL）" onfocus="this.select(); pageTracker._trackPageview('/trackback/');" /></p>
</form>プロフィールページの閲覧
プロフィールページの閲覧。「このブログを見た人には見てほしいページ」というニュアンスですが、これはそのページをコンバージョンページとして設定することで普通にできますね。
ソーシャルブックマークへのポスト
ソーシャルブックマークへのポスト。ブックマークレットやツールなどを使われたら計測しようがないですが、たとえばこのブログにもつけていますがAddClipsのボタンなどを設置していれば、そのボタンがクリックされた数をonclickで取得するというのは可能です。もちろん、実際にブックマークされたかまでは取得できないので、これは参考値ですね。
<a href="###" onclick="pageTracker._trackPageview('/sbm/');"><img src="###" alt="ソーシャルブックマーク" /></a>RSSフィードの購読
RSSフィードの購読に至った数。これもソーシャルブックマークと同じ状況ですね。正確ではないですが、RSSフィードのアイコンにonclickでクリックされた数を取得するというのがひとつの方法です。でも参考値。
各種サイトへの誘導
自分/自社が運営している各種サイトへ誘導した数。これは、そこへのリンクにonclickを仕込んで取得しましょうか。
ブログの「成果」
そもそも、ブログの「成果」にはPRやらコミュニケーションやらいろんな側面があって、ブログ上で起きている事柄の数字だけではないはずです。だから上記のものだけを取得しているだけでは不十分ですが、「コメント」や「プロフィールページの閲覧」などは、どこ経由あるいはどういった検索キーワード経由のものがそこに至ったのかが知り得るので、分析しておいてよいデータだと思います。このブログでも、「コメント」や「プロフィールページの閲覧」はコンバージョン設定していますが、たとえばエントリーの内容やアプローチ先として活用できるのではないでしょうか。
