気づくこと、気遣うこと(そしてそこにはこころの余裕が必要かもね)

つばめKITCHEN

先日、丸の内オアゾにある「つばめKITCHEN」に行きました。洋食の「つばめグリル」の別形態?のお店ですかね。メニューはほとんど同じようなものだと思うのですが。

「つばめグリル」は関西にはないお店で、東京に来てからずっと行きたいなと思っていたのですが、機会がなく3年ほどが経ち、ひょんなタイミングで行くことになりました。

料理は期待していた以上においしく、相方さんといたく満足したのですが、もうひとつ素敵だなと思ったのが接客。よく気づくし、気遣っているのをとても感じました。

  • たとえば、最初に注文を取り終えた後、「メニューはテーブルにひとつ置いておきますか?」と言ってくれたこと。でもまあ、それぐらいは普通かもね。
  • たとえば、相方さんと僕が飲んでいた黒ビールのグラスがもうすぐ空くかも?というのを見かけて「お飲み物は何か頼みますか?」と聞いてくる。そこまではよくある話。「いや、結構です」とだけ言うと、しばらくするとお水をグラスに入れて2つ持ってきました。たしかその後、お水のポットも。
  • たとえば、食事もだいたい終わって、じゃあ食後に何か…と思って手元のメニューを見ていると、通りすがりにテーブルに置いてあるPOPのメニュー(本日のデザートが書かれていた)をサッと裏側に向けて立ち去っていって、そのPOPのメニューの裏にはコーヒーなどの食後のドリンクのメニューが。うわ。
  • たとえば、食後にコーヒーとデザートを頼んで待っていると、まずシュガーポットが出てきて、その後にコーヒーがふたつ。「砂糖はそちらでございます。(テーブルにあるペパーミルとソルトミルを指して)こちらは塩でございますから」という、洒落たジョーク混じりのご注意メッセージ。いやいやもちろん、シュガーポットっぽいシュガーポットがまん中に置かれたのを見てますから。そういうセンスのジョークは素敵。

気づくこと。そして気遣うこと。

僕もかつて接客業にいたので、どうしてもそういうところを見てしまう癖はあるのですが、とてもプロフェッショナルだなあと感じました。そして、そこにとても「こころの余裕さ」も感じました。余裕がないと、たぶん気づかないし、気遣えない。

そういう感覚を、僕も持っていたいと思います。マーケティングだって、気づかないと、気遣えないと、それはただの押しつけ。それもありかもしれないけれど。

今回は、カウンターの席に着いたので、もしかしたらよく目につく位置にたまたまいたのかもしれませんが、とてもいい体験をしました。1回行っただけなのに、すでにもうファンです。

ハンブルグステーキは今回いただかなかったので、次の機会を楽しみにしています。

つばめグリル