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Cam with meの話の続き

Cam with meの話の続き。

たぶん狭い世界でちょっと話題になっているみたいなソニーの「Cam with me」のサイトですが。

まず、僕は既婚で子供のいない35歳の男ですが、まあ普通にグッときました。甥っ子と姪っ子がいるので、そのときに意識しませんでしたが、たぶん兄夫婦の気持ちになったんでしょうね。そして、仮に僕に子供ができたとしたら、ビデオカメラの購入を検討するでしょう。いま所有していないですし、ちゃんと残したいなと思いましたし。

でも実際に選ぶときには、改めてどこのメーカーのどれがいいかを調べるでしょうね。スペックやら値段やなんやらを比較して、最終的にソニーのハンディカムを買わないこともあるでしょう。パナソニックかもしれませんし、他どんなメーカーがあるんだっけ?

でも、比較検討の最初の候補リストには、きっとソニーのハンディカムの名前はあると思うんですよ。

「Cam with me」のサイトの役割は、たぶんそのあたりまでなんじゃないかなと思います。仮に「Cam with me」のサイトに、ソニーのECサイト(SonyStyleなのかな?)の商品ページにリンクがあって「購入はこちら」ボタンがあっても、CVRはものすごく悪いでしょうし、「じゃあ今週末、ビックカメラに行ってハンディカム見に行こう」とはならないのも確か。

長期的な目で見たときの顧客層との関係性の構築。そのために、あのサイトを作る予算があるというのもちょっとすごいというかソニーっぽいと思いますが。

あと、普通のマス広告と違って、「Cam with me」のサイトでは僕たちにアクションを求めてて、それが一種の「体験」になってると思うんですね。ユーザーエクスペリエンス。細切れの可処分時間の奪い合いの中、ちょっとした数分間、これはひとつのウェブコンテンツに滞在する時間としては長い方なのですが、その数分間を「Cam with me」のサイトやブログパーツで「体験」したことは、「ソニー」「ハンディカム」というブランドとのつながりを多少なりとも生んでいると思います。その次のアクション(購買)にどうつなげるかも課題ですが、「体験」によって「ソニー」「ハンディカム」というブランドの個性やパーソナリティを感じることができ、それがその後の購入検討時のひとつのファクターになるのではないかなと思います。

あと、このWebキャンペーンのゴールはなんでしょうね。僕は部外者ですが、評価するのであればそれによると思います。

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あと、客観的にみると、たぶん僕は「作品」としてグッときたんでしょうね。「へー、いいね、女の子かわいいしね。ソニーのハンディカムなんや、へえ」という感じ。たしかに直接的にハンディカムをほしくはならない。

いまはね。

僕も数年間は制作側にいた人間なので、たぶんそういう視点で見てしまっているところがあると思います。CMにしろ、雑誌や屋外の広告にしろ、Webサイトにしろ。でも、効果分析も好きというか本業としている関係で、「じゃあそれって」という気持ちもよくわかる。その辺はたぶん中間ぐらいの立場で見ていたいよなあと思っていたら、書かれていた。

ちなみに、smashmedia河野さんの

『広告には「明日の顧客を作っていく」役割があって、さらに今のネット社会の場合は「敵を減らす」役割もあると思う。』

という言葉は、昨日出会った「ベストオブ今日のひとこと」。手帳に書き留めてあります。

河野さんはおもしろい人で、「いろんな人が大絶賛していて気持ち悪いな」というあまのじゃくなところが人間ぽいなと思っているのですが、そういう僕も全く同じことを思ってしまうあまのじゃくで、日曜日のエントリーはちょっと軽々しいよなとも思ったりするんですが、それでもそのとき「いいな」と思ったことをちゃんとどこにいいなと思ったかを理解した上で記録しておこうというのが、このブログの趣旨のひとつでもあるので、まあ、こんな駄文で議論に参加してみたりしました。

結論を言うと、僕は「Cam with me」のサイトは素敵だと思いました、ということです。あとからいろんな人の意見を読んで「うん、たしかに」とか思ったりしましたけど。

朝、病院に行く前に半分ぐらい書いて、昼休憩に続きを書いているので、書きなぐり失礼。

いちしま泰樹 いちしま泰樹
フリーランスのWebマーケティング・コンサルタント、Webアナリスト。
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