そのブログのエントリー記事を、少しだけ読みやすくする方法。
読み返して読み返して、文章を手直しすること。
と一行で終わらせてしまっては伝わらないので、続けてみます。「文章の一行目は、二行目を読みたくなるように書く」というエントリーを書いて、じゃあ僕はどんなことに気をつけて文章(このブログ)を書いているんだろうと考えてみたのですが、結局は「読み返して手直し」を繰り返しているだけなんですね。
他人の目になって、必ず変な箇所があるという意識で読み返す
読み返すときにポイントが2つあります。
- 他人の目になって、できるだけ客観的に冷静に読む
- 誤字や脱字、言い回しのおかしいところ、無駄に長い文章といったものが、必ずどこかに
がある、という意識で読む
そのままだらりと読み返しても、何も気がつきません。読み返すときは自分を殺して、他人の文章を読むような感じで読みます。
そして、「必ず変な箇所があるぞ」という意識で読み返します。変な箇所、あるいは変じゃなくても「ん?」という箇所はどこかにあります。漢字の変換間違いやキーボードの打ち間違いなどは、そもそも「意図していない日本語」なので直さないといけないですね。冗長で長くなってしまった文章は二つの文章に分割したり、読点を打ったり、表現を変えてみたりというのは、その人のセンスによってくるでしょうか。
一度でも読み返して手直すだけで、だいぶ文章は読みやすくなると思います。僕は、エントリーを公開してからも結構何度も手直しをしています。
ツールを使う
パソコンでブログを書いているのであれば、校正支援ツールを使うのもひとつの方法です。と、偉そうに書こうとしていますが、このエントリーは実はgihyo.jpのあるエントリー記事にも触発されて書いています。ライターの松下健次郎氏によるエントリーですが、そちらを参照された方が早いかと。失礼。
Webゆえに考える テキスト編集のテクニカルコンセプト:第11回 公開に差し支えのある問題を無くそう(3)効率的な作業のための原則的テクニック|gihyo.jp … 技術評論社
松下氏による「日本語文章校正ツール」は、僕もとてもお世話になっている便利なツールです。Movable Typeをはじめブログツール用のブックマークレットを準備してくれているのも素敵です。
Word(ワード)で校正できるのはすっかり忘れてました。ちょっと試してみたのですが、ブログのエントリー記事をチェックするには少々シビアですね。あと、ブログを書いていてワードを起動、というのはちょっと現実的ではないです。
それでも、松下氏のエントリーに、ひとつ抜けているものがあると思います。
僕にとっては、文章を書くのを支援してくれる重要なツールです。ときどきすっとんきょうな変換をしてくれますが、ストレスなくキーボードが打てるのもこのATOKのおかげです。
読みやすいブログになっているのかは、実際に読んでいる人に聞かないとわからないですが、少なくとも僕はこういう努力をしています。手直ししてその程度かい、というのはさておき。
さて、読み返すとしますか。
おまけ:読み返すときにチェックするポイント
僕が読み返すときにチェックしているポイントを挙げてみます。いま思いつくものを列挙しているので、他にもあるかもしれません。
- 読点。読点があった方が読みやすいか、など。
- 文章の長さ。長すぎると感じたら分割。むしろできるだけ分割。
- 段落分け。段落が4~5行ぐらいになってきたら段落分けを検討。
- 接続詞。その接続詞で変じゃないか、違うのはどう?そもそも必要?など。
- 漢字をひらがなに開く。「出来ます」→「○○できます」、「多分」→「たぶん」、「未だに」→「いまだに」、など。
- 英単語とカタカナ表記の列挙。
- そのタイトルでいいのか。
- 見出し。
- 箇条書き。
- できるだけ冒頭で要旨。
必ずどこかにがある、
↑
はおかしいと思います
あ。
スイマセン、おっしゃるとおりです。
結構気をつけて読み直したのですが、
どれだけ読み返しても足りませんね。
ありがとうございます。
読点の話はホントにむずかしく、常々悩んでいます。
以前書いた読点がらみの文章を、本日アップしました。
多少、参考になるのではないかと……。